任意整理後の生活とメリット・デメリット

JUGEMテーマ:借金返済

 

任意整理後の生活については、何度か書いていますが、「意外と穏やか」というのが実感としてあります。

 

ただ、自営業の場合は、多重債務時代の税金滞納分や、家賃・公共料金の支払いなど、債務返済以外の出費が多く、「もしかしたら、任意整理する前の方が良かったかも」なんて思うこともありました。

 

だけど、借金に追われることを思えばまだマシという気持ちで、なんとか乗り越えてきました。

 

ここで、任意整理のメリットとデメリットについてまとめてみましょう。
 

●任意整理のメリット

 

・単純に、毎月の支払い金額が減る


例えば、毎月の支払額が10万円だったところ、和解が成立すれば4万円またはそれ以下になることも

 

・毎月の返済額の金利が0%となる

 

金利13%〜15%で借りていた場合、またはグレーゾーン金利廃止以前に29%くらいで借りていた金利が0%になるのですから、それだけでも非常に楽になるのです。

 

任意整理で支払いが楽になった女性

 

・借金総額が減額される


借金300万円あった人が100万円に減額されたら、返済するのも早くなりますよね。

 

今まで、先が見えなかった「借金返済」が、モヤが晴れて「返せる」という気持ちにつながります。

 

・裁判所の手続きなどを利用しない方法なので、他の債務整理と比べれば簡単に行える。

 

・過去にさかのぼって利息の見直しを行うので、支払い期間が長い場合には過払い金請求で、お金が返ってくることも。


・金融業者との交渉が主な手続きとなるので、全国の弁護士や司法書士に頼むことができる。


●任意整理のデメリット

 

・任意整理と言えども、債務整理をした事実は変わらないので、ローンを組んだりお金を借り入れることは、これから5年間くらいできなくなってしまいます。
 
・クレジットカードの利用も制限される。

 

(任意整理時に整理対象としなかったカードについては、そのまま利用できることもあります。)
 

・任意整理は、借りている金融業者との話し合いにより、借金を減額する方法ですが、過払い金請求が増えたり、任意整理を選ぶ人が急増したために、和解になかなか応じない金融業者も増えてきた。

 

次に、実際に任意整理を行ったある男性の体験談を見てみましょう。

 

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29歳の会社員Aさんのケース

 

仕事のストレスをギャンブルやパチンコで解消しているあまりはまってしまい、お金が足りなくなり軽い気持ちで、消費者金融から、50万円借りたのが始まり。

 

50万円あることで気が大きくなり、ギャンブルやパチンコのみならず、ショッピングや飲食にも使い果たしてしまい、借りたお金はすぐに無くなってしまいました。

 

一度お金を借りた時の「お金に余裕がある感じ」が忘れられず、あちこちの消費者金融から借りる日々が続き、気がついたら、毎月の借金を返済するために、別の消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠を利用するまでになっていたのです。


俗に言う自転車操業ですね。

 

最終的には、消費者金融会社5社から230万円もの借金を背負うことに。

 

230万円もの借金を背負った男性

 

月々の返済金額が、6万5千円に達した時に、ようやく目が冷めたというのですが、普通に生活していても、数百万の借金って割とすぐにできあがってしまうんですよ。

 

弁護士に相談に行くと、裁判所を通さないで行える任意整理を提案されたそうです。

 

なぜかと言うと、この男性、同居しているご両親にバレるのを恐れていたので。

 

結果、めでたく、任意整理で月々の返済額が6.5万円から4.2万円にまで減額されたのですから、「弁護士の先生には本当に感謝しています。」というのもわかりますよね。

 

今は、結婚もされて、ギャンブルには一切手を出さずに地道に働いていらっしゃるということですから、この方にとっては、任意整理が救世主になったわけです。

 

このように、債務整理もメリットやデメリットがありますが、「自分にとって一番良い方法は?」と考えれば、答えは自ずと出てくると思います。

 

任意整理後はキャッシング枠ゼロならカードが作れる?

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任意整理は、自己破産のように借金をすべてゼロにするのではなく、債権者と話し合いの上利息をゼロにするなど軽減してもらって、残債を返すということになります。

だから、残債を返した後は、「借金をすべて返し終わった」とホッとするのですが・・・

任意整理でも、債務整理したので金融事故者にはなってしまうんですね。

だから、残債を返し終わっても、すぐにはクレジットカードは作れないでしょう。

 

通常は3年から5年は作れないと言われています。

ただし、「任意整理後、残債を払い終わった後で、クレジットカードのキャッシング枠をゼロについて申し込むと、比較的早く審査に通る」と言われています。

実際に任意整理後、数ヶ月でクレジットカードを作れた例もあるようです。(残債は完済してから)

それでも、キャッシング枠をゼロにして申し込む、というのは常識になっているようですね。

確かに、キャッシング枠をゼロにすれば、すぐに金銭の貸し借りはできませんから、クレジットカード会社にとってもリスクが少ないというわけです。

「キャッシング枠ゼロ」にするのなら、クレジットカードを作る意味がない、なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

ショッピング枠だけでも使えれば、クレジットカードが全く持てない状態よりは、かなり助かります。



夢にまで見た分割での買い物が可能になるわけです。

それに、今時クレジットカードを所有していないということは、「何かあったんじゃないか」なんて疑われることもあるんですね。

所謂「金融ブラック」になったのではないか、ということです。

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そうなると、社会的信用もなかなか得られませんから、債務整理した後も、できるだけ早くクレジットカードが持てるようになりたい、というのは誰しも思うこと。

クレジットカード一括払いなら、ブラックでも取得できるVISAデビットカードでも使えますが、やはり本物のクレジットカードが持ちたいというのが本音ですよね。

 

※今は、JCBやマスターカードも選べる銀行が増えてきています。

ちなみに楽天銀行で発行しているJCBデビットカードは、還元率が1%と高めです。

任意整理後、残債を数年かけて完済したら、まずは、個人信用情報機関に問い合わせて、自分の事故履歴が消えているかどうかを見ます。

これを開示すると言います。

抹消されていることが確認できたら、クレジットカードの申し込みをする、という手順になりますね。

事故情報が消えていても、すぐにクレジットカードが作れるとは限りませんが、申請はできるので、まずはスタートラインに立てた、と言えるでしょう。 

任意整理のメリットは?デメリットもある?

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任意整理のメリットとしては、月々の支払金額が単純に減額されることです。

 

例えば、毎月12万円も支払っていたとすれば、債権者との和解後には4万円まで支払い金額を減らすことも可能なのです。

 

これは大きいですよ。

 

私も、多重債務時代は最大で20万円くらいの支払いがあったので、「人をひとり雇っているようなものだ」と頭を抱えていたのですから。

 

任意整理での支払いでは、利息分がカットされるので、多重債務の時に悩まされていた「払っても払っても元金が減らない」という呪縛から抜け出せるのです。

 

また、グレーゾーン金利廃止になる前の金利で借りていた場合、過払い請求の対象となりますから、うまく行けば、借金総額がグンと減ることになります。

 

借金金額が減って嬉しい-債務整理体験談

 

良いことばかりのような気がしますが、問題は、今まで何年もかけて返してきた借金を、基本3年で返していかなくてはならないこと。

 

以前も書いたように、私はラッキーなことが重なり、自己破産を免れてなんとか任意整理で完済できましたが、最初は「支払いし終えるのだろうか?」と心配でした。

 

借金総額が多かったので、弁護士さんからも、再三「自己破産にした方が良いのでは?」と言われていたくらい。

 

現に、支払いが辛くなる度に、「これから自己破産に変更すことは可能なのだろうか?」というようなことばかり考えていました。

 

とは言え、延長は最大5年くらいまで認めてもらえそうなので、万が一払えなくなっても融通は効くのですが、それも債権者の采配一つで変わってきます。

 

特に、消費者金融の場合、最近は経営が悪化しているケースも多く、貸し倒れに対する警戒も強いので、延長に同意してくれる可能性は低いでしょう。

 

逆に、信販系の会社だと、5年を超える分割払いの提案でも、応じてくれるところもあるようです。

 

あと、任意整理のメリットとして挙げたいのは、「整理する債権者を選べること」なんです。

 

私の場合も、「どうしても明日までにお金が必要」となった時に、快く増資してくれた消費者金融だけは、任意整理対象から外したかったので、ここだけでも自力で返済できて良かったと思っています。

 

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注意しなければならないことは、「不動産担保ローンを利用している場合の任意整理」です。

 

この時、不動産担保ローンを債権者一覧から外さなければ、多分、任意整理の話し合いに応じてくれることは無く、抵当権を駆使して競売にかけられるかもしれません。

 

そんなことをしたら、せっかく自己破産を避けて任意整理にしたのに、家や不動産を失ってしまうのです。

 

なので、不動産担保ローンの支払いは続けたまま任意整理する、ということになりますが、その分月々の支払金額も多くなってしまいますよね。

 

「これじゃあ、何のために任意整理したのやら」ということにもなりかねませんので、この場合は、自己破産もやむを得ないということになってしまうでしょう。

 

そういったことにならないためにも、不動産担保ローンを利用する場合には、「数年後も支払い続けられるのか?最悪の場合、家を取られるリスクがある」ということを、きちんと考えて上で契約することが大切です。

 

その他、任意整理のメリットとしては

 

○債権者との和解交渉や利息カットなどについては、すべて弁護士や司法書士が直接話し合いをしてくれるので、裁判所に出向く必要がない。

 

○ブラックリストに載るというか、信用情報には事故歴として載ってしまうので、ローンやクレジットカードの取得ができないのは他の債務整理と同じですが、完済後は審査に受かる可能性もある

 

○裁判所からの通知が届くことが無いので、家族に内緒で手続きしやすい

 

ということがあります。

 

どんな方法にもメリット、デメリットがあることを承知の上で、債務整理を検討することが望ましいということですね。