クレジットカード現金化は違法?
クレジットカードのショッピング枠現金化については、「おすすめしない」と書いていますが、何度か「違法」とされて逮捕されたケースもありますね。
数年前のニュースですが「改正貸金業法施行半年 不正換金トラブル急増 「カード現金化」業者を摘発へ」というものがありました。
ただまあ、「悪徳業者のみ」ということになっていますので、クレジットカードのショッピング枠現金化を業務としているすべての業者が摘発されるということでは無い、ということ。
今でも、グレーながらも存在していますから。
あくまでも、クレジットカードで現金化の業者と契約したのに、料金が振り込まれないとかキャンセルできない、と言ったトラブルがあった業者については、違法とされるのでしょう。
確かに、物の価値は人それぞれですから、オークションでは「何でこんなものが?」というようなものが高値で売買されていたりします。
だから、たとえ「飴玉」のようなものを送ってきて、クレジットカードで数十万の引き落としがあっても、「物品の取引」という意味では、双方が納得していれば文句は言えないのかもしれません。
そして、後で引き落とされた金額の例えば70%位を現金でキャッシュバックするという形ですね。
このキャッシュバックについても違法ではないのかな?
とにかくどう考えても「グレイ」な匂いがするのですが、「どうしても現金が欲しいから契約してしまう」という気持はわかるんですよ。
「もうどこからも借りられないけれど、クレジットカードのショッピング枠だけは残っている」という場合、切羽詰った状態なら引っかかってしまうかもしれません。
そんな折、また闇金融によるとみられる、新たな現金化の手口が発覚したそうです。
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マネーロンダリングという新たな現金化システムとは?
以下、ヤフーニュースから抜粋
新型コロナウイルスの影響で金銭的に苦しい思いをしている人が増えている中、新しいタイプの「マネーロンダリング」が横行していると言われています。
彼らはどんな手口を使っているのでしょうか? 大阪市内でクリーニング業を営むAさん(35歳)の話。
「決済後にキャッシュバックのようにお金を手に入れることができる。
最短30分でも15分でも大丈夫です。
信用情報に傷をつけることはありませんので、安心してご利用ください」というサイトでした。
信用情報に気づか付かない、ということなので、利用しても大丈夫なのかな?と思ってしまったんです。
まず、後払いで29,000円の英語教材を購入。
その後、商品のレビューを書くと謝礼として16,000円が銀行口座に振り込まれ、20日後には29,000円の購入代金を支払うことが条件です。
実際に英語の教材は送られてきましたが、その辺で売られている英語教材のコピーのような内容みたいでした。
正直、英語教材に興味は無かったので、ざっと目を通しただけですが、教材とは名ばかりの雑なコピーでしたね。
「すぐに現金が入る」という甘い言葉に騙されないで!
「すぐに現金が手に入る」という一心で契約しました。
後払いの教材費29,000円は、クレジットカードのショッピング枠を利用しているので、分割払いすれば、月々は大した金額では無くなるので。
確かに、お金に困っていると、「すぐに現金」は魅力的に映るのです。
普通に考えれば、転売することもできないような内容の薄い英語教材を29,000円で購入したのに、受け取るお金が16,000円ってあり得ないと思うのですが、この時、男性の頭には「16,000円の現金」のことしか無いわけです。
“司法書士は、このようなサービスは、商品自体に価値がないので、売買契約を装った違法な貸金業であると指摘しています。
一般的なケースでは、年利600%~1000%となっています。
超高金利です。
つまり、Aさんの場合、実際には16,000円を借りて20日後に29,000円を返すという単なる借金であり、その差額の13,000円が利息となります。
年利に換算すると約1,500%という法外な金利になりますね。”
ということ。
しかも、この男性、「素人が描いたようなサボテンの絵を2万円で購入するなど合計6社で支払額は約20万円になっている」ということですから、怪しい業者にしてみれば、完全にカモにされているわけです。
「現金をなんとか手に入れなければ」と焦っているとカモになりやすいので、くれぐれも気をつけましょうね。