借金トラブルの主な原因は思っていたよりも身近なものだった!

債務整理体験談

借金地獄におちいる原因は何だと思いますか?

一番最初に思いつくのが、「個人経営の会社が経営難になった」とか、「親の借金を肩代わりしてしまった」とか。

まあこれは、不可抗力というか、突然多額の借金を背負わなければいけなくなったからという、ある意味「自分は悪くないのに突然降って湧いた不幸」と言えるでしょぅ。

逆に自業自得な借金としては、競馬やパチンコなどのギャンブルにはまってしまった、ということも考えられますね。

さまざまな理由が考えられますが、なんと、債務整理の相談内容で意外と多いのが「生活費が足りなくてお金を借りたのですが、あっという間に金額が大きくなってしまった」ということなんだそうです。

確かに、普通に生活していて多額の借金を抱え込む、という状況にはなかなかならないものですが、その割には借金にあえいでいる人が多すぎるような気がします。

借金苦にあえぐ男性

「だけど、どうして生活費が足りないだけで借金苦になるの?」と思うでしょう?

これは、経験しているからわかるのですが、月々の支払いに対して収入が足りないと、節約してももうどうしようも無いことが多くなります。

例えば、月に15万円の収入で暮らしている世帯があるとします。

親子4人で15万円ってありえないでしょ?と思われるかもしれませんが、手取りだとこれくらい、なんていう家庭はたくさんあるんですよ。

現代社会で暮らしていくのには、かなり無理のある収入なのですが、節約、節約でなんとか乗り切ろうと努力するでしょう。

それでも、旦那さんが病気になったり、奥さんのパート先が突然倒産したり、なんていうことは日常茶飯事で。

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私の知り合いなんて、かなり切り詰めた状態で暮らしていましたが、旦那さんがハードな仕事を掛け持ちして、なんとか子どもの学費まで出していたのですが・・・

ついに原因不明の腰痛になり、そのまま起き上がれないほどに。

どこの病院に行っても「治らない」と言われ、切羽詰まった奥さんが、今まで借りたことのなかった消費者金融からお金を借りたそうです。

そしたら、たまたま借りたところがたちの悪い闇金まがいの金融業者で、最初に5万円借りたところ、返済時には法外な金利のために10万円になっていた、ということ。

 

ヤミ金まがいの金融業者でお金を借りてしまった

「このままここで借りていてはダメだ」と、親戚に泣きついて10万円借りて、なんとか事なきを得たそうですが、一時は、病院と家との往復や生活費の工面で疲れ果てているところに、毎日かかってくる執拗な取立て電話に、身も心もズタズタになってしまったことでしょう。

一昔前なら、嫁入りの時に持ってきた着物を質屋に持って行ってお金を作る、という感じだったのでしょうが、今やスマホでも簡単にお金を借りられる時代です。

先程のケースでは、闇金融からお金を借りてしまったために、とんでもない目に遭いましたが、普通にキャッシングしているつもりでも、月々の生活費が足りなくて借りた場合、同じ様な末路をたどることになるかもしれません。

結局、生活費が足りなくてお金を借りていたら、今度は返済のためにもっとお金が足りなくなって他から借りる、の繰り返し。

この負のスパイラルにはまってしまうと、もう抜けられなくなり、100万、200万の借金なんてすぐにできてしまうんですよ。

法律事務所の債務整理相談でも、もっともポピュラーな相談内容だそうです。

考えてみたら、夫婦で一生懸命働いているのに、必要最低限の収入に満たないなんて(生活保護費以下)、社会が間違っているのでは?と言いたいくらいですが、世間から見たら「言い訳に過ぎない」のですよね。

そうならないためには、「お金を借りない」ことしか方法は無いのですが・・・