無職で破産した人のためのお金借りる方法!生活保護や生活福祉資金の利用条件と手続き

クレジットカード・ローンの審査

無職で破産したけどお金を借りる、というのは、世間一般では通用しない事。

 

だけど、当人にとっては、とても深刻な問題なのです。

 

少し前ですが、地方の老舗デパートが次々に閉店し、結構大きなお店や会社が業績の悪化を理由に閉店や倒産するケースが多いです。

 

実は、知り合いの勤めている会社が、業績悪化を理由に、いきなり人員整理を始めたのです。

 

これにはもう、目の前が真っ暗になってしまったそうです。

 

幸い、知り合いは2,3ヶ月自宅待機ということで、その後は元の職場に戻れるようですが・・・

 

それでも、一時は無職になってしまうのです。

 

無職で自己破産したらお金は借りられない?

 

うちは破産ではなかったけど、年末のこの時期に自己破産して無職になってしまう方も居るということを思えば、まだ「良かった」と思えます。

 

無職で破産してしまったなんて聞くと、とても通常の生活をしていた人には思えないでしょう。

 

ただ、今の世の中、普通に生活を送っていた人も、このような状態に陥ることがあるのです。

 

ヨーロッパでは、すでに失業率が50%にまでなっている国もあるとか。

 

日本でも他人事ではないですよ。

 

職がない」ということがこれほど深刻な時代は、バブル崩壊以降なかったことです。

 

ボーナスの季節ですが、おそらく去年よりも金額が上がっている人は一握りだと思いますよ。

 

いや、もしかしたら終戦直後の状態に戻ってしまったかもしれない、なんていう意見まであるほど。

 

生活保護を受ける世帯だけを見ても、戦争直後とそう変わらないか増えているということですから。

 

老若男女問わず、職がない状況なのです。

 

無職と言っても、仕事をする気がない人達ばかりではなく、むしろ仕事をする気は満々なのに、職に就けないケースの方が多いでしょう。

 

そんな時に、追い打ちをかけるように家計が破綻してしまったら?

 

無職になって家計が破綻してしまった

 

また、保証人などになっていたために、不可抗力のうちに破産してしまったら?

 

途方に暮れてしまいますよね。

 

そうなってしまった時に、お金を借りるなんて危険だと思われるでしょうが、とにかくある程度まとまったお金が必要になるのです。

 

お金がなければ、次のステップに移ることさえできません。

 

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今のところは、生活福祉資金貸付制度を利用するしかないでしょう。

 

ただ、生活保護と同じように、地方自治体に任されている制度なので、借りるのもなかなか難しいようですね。

 

背景にあるのは、不正受給だと思います。

 

「収入を隠して生活保護を受給し、スポーツカーを乗り回す」とか「働きたくないからと、働けないふりをして生活保護費で遊び歩く」など、税金の無駄遣いをする人が跡を絶たない事実。

 

そして、そのニュースを繰り返し見ることで、怒りが沸き、生活保護受給者全体を悪者のように思ってしまう、という悪循環。

 

そうなると、役所の人も、生活保護の対応には慎重にならざるを得なくなりますよね。

 

しかも、本当に生活保護が必要で困っている人は、「まだ自分はそこまで困っていない」とか「自力でなんとかしなくては」と思っているので、なかなか窓口にさえ行けない人が多いのです。

 

せっかく、勇気を絞って窓口に行ったとしても、担当者の対応によっては、出鼻をくじかれてしまいます。

 

こういった負の連鎖が、本当にお金が無くて困っている人を、さらに追い詰めることになるのでしょう。

 

利息が低くて、無職でも借りられるような民間の金融機関があれば良いのですが、今のところ多重債務でも相談に乗ってくれそうなのは、労金(労働金庫)くらいではないでしょうか。

 

労金は、非営利組織なので、「負債整理資金融資制度」というものがあるのです。

 

組合員でないと利用できない、という欠点があることと、条件に合わないと制度を利用できないのですが、もし組合員であれば、積極的に利用したい制度です。

 

有料でも構わないから、相談できて、ブラックでも借入可能な民間の金融業者があれば良いのに、なんて思うのは、やっぱりワガママなんでしょうね。