「借金は身を滅ぼす」を地で行く体験談とは?

借金をまとめるための賢い方法

借金は身を滅ぼす」という本があるように、借金を繰り返していて体に良いわけはありません。

 

本の著者は学生で、パチスロにはまってしまい借金を抱えて、学費にまで手を出してしまったということですが、世の中には借金でもっと人生転落した人も居ます。

 

中学校の校長が借金返済のために生徒の修学旅行の積立金を着服した」というニュースが数年前にありました。

 

校長が学校のお金、しかも修学旅行費として生徒のご両親がコツコツ積み立てたお金を使ってしまうなんて、もう人間失格とも言える事件です。

 

修学旅行-債務整理体験談

 

ただ、借金を返済しなければならない緊迫感が、どんなに精神を蝕んでしまうのか、ということを考えると、本当に怖いですよね。

 

校長先生のように社会的立場が高い人だと、「債務整理なんて絶対にできない」と思うのでしょうし、「借金をしていることがバレたら一巻の終わり」と思い、「少しの間借りるだけ」と思ったのかな?

 

まあ、犯罪者の心理はわかりませんが、借金で思考能力が低下してくることはわかります。

 

借金が身を滅ぼすの言葉の通り、借金したお金をまた借金で埋め合わせしているうちに、だんだん心がすさんでくるということも。

 

とにかく、お金がなくて借金だけがどんどん増えていく状況になると、普通の神経ではいられません。

 

だんだん、心がマヒしてくるのです。

 

例えば、テレビを観ても笑えない。

 

きれいな風景を見ても感動しない。

 

そう言えば、ここ何年もお腹の底から笑ってないな、とか桜の季節になってもお花見をしようとか思わないなーと思ったら要注意です。

 

そのうち、自分にまったく自信がなくなって、借金を返せない自分、稼げない自分が腹立たしくなって・・・

 

「自分は、生きる価値がない人間ではないか」と思ってしまうのです。

 

借金でうつ病にかかる人が多いというのも頷けます。

 

私自身、うつ病の一歩手前でした。

 

いや、すでにうつ病にかかっていたのかもしれません。

 

そのくせ、一方ではまだ「お金を貸してくれるところはないか?」「どこかまだ審査が甘くて借りやすい消費者金融はないか?」と探しているんです。

 

こうなると末期症状ですね。

 

・この世に生きる価値のない人などいない。
人は誰でも、誰かの重荷を軽くしてあげることができる。
byチャールズ・ディケンズ

 

ということわざにもあるように、「生きる価値のない人間なんていない」んです。

 

例え家族が居なくても、あなたが掛けた一言で元気になれる人が居たり、あなたが居てくれるだけで、安らかに気持ちになれる人がきっと居るはず。

 

自分で気が付かなくてもね。

 

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なーんて、ちょっと説教めいたことを言ってみましたが、自分も多重債務に苦しんでいた時に通ってきた道なので、よくわかるのです。

 

家族が居るひとなら、当然自分を必要としていますよね。

 

人間って、「もうだめだー」と思うと、なぜか救いの手がどこからともなく来るもの。

 

これって、多分、自分が今まで他人にして来たことが返ってくるのかもしれません。

 

だからと言って、「見返り」を求めて行動しても何も生まれませんし、された相手も嫌な気分になりますから。

 

「借金」「お金がない」という状況で自分をがんじがらめにしないでください。

 

100%お金のことばかり考えている状況だったら、その中の10%だけでもいいから全く別のことを考える。

 

特に「自分が誰かにしてあげること」を考えると、意外と人生好転してくるものです。

 

ちょっとしたことでいいんです。

 

例えば、公共の場で、開けにくいドアを開いて待っててあげるということでも。

 

荷物を抱えている時や子供を抱っこしている時など、涙が出そうになるくらい嬉しいですから。

 

それと、いつも書いているように、私は安易に債務整理を勧める気はありませんが、神経がマヒする位まで追い詰められる前に、債務整理を真剣に考えるということも必要なのではないでしょうか?