ショッピング依存症の女性が立ち直るためにしたこととは?

借金をまとめるための賢い方法

借金地獄、それは経験した人にしかわからない底なし沼。

 

とは言え、もともとは自分が撒いた種ということが多いので、他人からしてみたら自業自得と思うでしょう。

 

それでも、「自らの浪費や金銭感覚の無さで借金をしたケース」と「家族や他人の事情で、借金を余儀なくされたケース」に分かれるのも事実です。

 

ここでは、前者のケースを想定しての話が多いですが、自分はお金も借りずに真面目に生きてきたのに、なんらかのトラブルに巻き込まれて借金を抱えてしまう人は相当辛いだろうな、と思います。

 

では、どちらの人が借金から立ち直るのが早いのか?と言えば、やはり後者の方でしょうね。

 

もともと借金体質ではないので、条件さえ整えば、今ある借金を返済した後は、「もう二度とお金は借りない」という強い意志を持ちやすいでしょうから。

 

二度とお金を借りない-債務整理体験談

 

で、借金体質の人が借金地獄から立ち直るには?なのですが、やはり長い時間を要します。

 

生活そのものを変えないと、なかなか立ち直れないということ。

 

よく言われるのが

 

◯ローンやクレジットカード利用代金も含めて、今現在いくらの借金を抱えているのか?を書き出して、細かい所までチェックする

 

◯新たに借金をしそうになったら、「本当に必要なお金か?」を真剣に自分に問う

 

◯家の中を徹底的に綺麗にし、不要な物はお金に替えて、お金の流れと清々しい気持ちを手に入れる

 

◯1日の時間の使い方を見直して、無駄な時間の使い方をしていないか?を考える←「タイムイズマネー」の考え方で、時間はお金と同じなのです。

 

などです。

 

結局、お金に対するルーズな部分を改めるには、自分自身を律するしか無いんですよね。

 

だけど、私を含めて、ほとんどの方は、「わかっちゃいるけど、なかなか生活は変えられない」と思うでしょう?

 

そうですよね。

 

何十年も同じような生活をしていれば、180度変えるのは至難の技。

 

多重債務を経験したり、債務整理後の苦しい生活を余儀なくされたりしたところで、人間の本質を変えるのは非常に難しいのです。

 

それでも、「なんとかしなきゃいけない」とか「自分を変えたい」という気持ちはあるはず。

 

これは、ある意味荒療治だし、誰にでも効く方法では無いと思いますが、ひとつの例として読んでください。

 

ショッピング依存症とも言える女性の話なのですが、最初はお給料が上がった分のお金で、「自分にご褒美」と、少し高価なアクセサリーや洋服を買っていたそうです。

 

それが、毎月コンスタントにクレジットカードを利用していることで、ショッピング枠が一挙に100万円になったということ。

 

自分のお金ではないけれど、「こんなに使えるんだ」と気が大きくなり、気がついた時には、ショッピング枠をほぼ使い切っていたとか。

 

スポンサーリンク

 

 

そこでやっと目が冷めて、もう必死でローン返済のために残業をこなし、休日にはアルバイトまでして、食事も質素で洋服も着たきりスズメのような生活に変えたら?

 

なんと、うつ病のような症状になってしまったんだそうです。

 

病気で働けなくなって、ローン返済だけが残るなんて、もうどうしたら良いかわからなくなりますよね。

 

だけど、その女性は、あろうことか、大胆な行動に出るのです。

 

なんと、「クレジットカードのキャッシング枠50万円を一度引き出す」ということ。

 

50万円の現金を引き出す-債務整理体験談

 

「借金が返せないのに新たに借金をするなんて、頭がおかしくなったの?」と思うでしょうが、そうではなかったんです。

 

目の前に現金を置くことで、気持ちを落ち着かせたかった」んですって。

 

結局、自分のお金ではないけれど、「今これだけのお金があるから大丈夫」と思うことで、なんだか月々数万円の借金に追われていることがバカバカしくなったとか。

 

もちろん、そのまま50万円を借りてしまえば、借金はどんどん大きくなってしまいますが、気持ちが落ち着いた時点で、すぐに一括返済し、今度は、「自分を甘やかす日」も設けながら、なんとか乗り切ったそうです。

 

ちょっと聞いただけで真似すると、非常に危険な方法ではありますが、たまには荒療治も必要なんだな、というのはわかります。

 

自分にとって一番良い方法は?」を考えながら、借金と向き合ったのが良かったのでしょうね。