デビットカードで信用履歴を作ることができるのか調査してみました!

クレジットカード・ローンの審査

クレヒス(信用履歴)は、クレジットカードを使わないと作れないと思っていましたが、デビットカードでも同じような効果が得られるのではないかと思いませんか?

信用履歴があれば、債務整理後の生活にも大きな影響を与えるものですが、それをデビットカードで作ることが可能なのであれば、多くの人々にとって便利な選択肢となるでしょう。

そこで、今回は実際にデビットカードで信用履歴を作ることができるのか、そのメリットやデメリットについて調査してみました。

デビットカードはブラックの人以外でも使っているけど…

ブラックでも作れるカードとしてデビットカードを紹介しているところもありますが(ここでも、そういったニュアンスで紹介することもあります)、本当は、自分の銀行口座に預けてある現金の範囲内でしか使えないカード、ということです。

原則として即日引き落としなので、「あっ、来週クレジットカードの引き落としがあるんだけど、残高が足りない。どうしよう?」ということにならないのと、使いすぎる心配がないため、特に信用履歴に問題が無くても所持する人も増えています。

一番多いのが、クレジットカードと併用して使っている方。

ネットなどで利用する場合、個人情報が漏れるのを恐れて、口座には極力使う分だけの金額しか入れないようにして、デビットカードを登録している、というケースも。

ネットショッピングにデビットカードを使う

あとは、普段持ち歩くのはデビットカードで、大きい金額の買い物をする場合だけクレジットカードを持って行く、という方もいらっしゃいます。

だから、今や「ブラックや訳ありの人たちが持つカード」ではなく、「使いみちで選べるカード」ということになりますね。

現に、私がデビットカードを作った時には、ほとんどVISAしか使えなかったのに、今では、JCBやマスターカードも使え、大手都市銀行からも発行されているくらいですから。

一時は、ブラックの方が大挙してデビットカードを所持するようになり、その中にはルールも守れない人も存在して、「あそこのガソリンスタンドでは後払いにしてもらった」とかの情報が出回っていることも。

悪質になると、「◯◯ガソリンでデビットカードを使うと一ヶ月後に引き落としになるから、2,3回入れても大丈夫」なんていう人も。

「何が大丈夫なんだ?」と思いましたが、入れるだけ入れて残高不足で引き落とせないケースが急増したらしいです。

ひどい話ですよね。

そのせいかどうか、今では、ほとんどのガソリンスタンドでデビットカードは利用できないそうですよ。

ブラックである私たちにとっては、とてもありがたいカードなのに、そんな恩知らずな使い方をするなんて・・・

その時は、「突然デビットカードが姿を消すこともあり得るかもしれない」なんて絶望的な気持ちになりましたが、やっと、少し市民権を得てきた感じがして嬉しいです。

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そんな便利なデビットカードですが、冒頭で書いたように「もしかしたら、残高不足にならないようにして、なるべく現金ではなくカード払いにすることで、もしかしたらクレヒスも付くのでは?」なんて淡い期待を持っていたので、調べてみました。

結果は、残念ながら「デビットカードではクレヒスは作れない」という結論になったのです。

デビットカードでクレヒスが作れない理由は?

まず、クレヒス(信用履歴)とは?をまとめてみました。

○信用情報は、過去24ヶ月間のクレジットカードやキャッシング、各種ローンなどの金融商品の現在および過去の支払い状況を記録したもの。(CICの場合)

○24ヶ月間の信用記録が、滞りなくきれいなものであれば、自社でも他社でも支払いをスムーズに行っていたことがわかり、結果的に審査が有利に行われることになる。

○良い信用情報を積み重ねることで、キャッシングやローンの審査に通る可能性が高くなる。

なので、一度、信用情報に事故履歴が付いてしまった私達にとって、クレヒスを良くする努力というのは必須になるのです。

クレヒスは、ローンやクレジットカードの支払い以外にも、スマホの支払いについても、本体価格をローン支払いにしている場合には関係してきます。

 

クレヒスはスマホのローン払いに関係してくる

喪明け後のまだローン審査に受かりにくい時には、スマホの支払いでもクレヒスが積み上げられるのは嬉しいところ。

ただ、まだ日々の支払いに追われている時なので、うっかり延滞してしまうこともあるのではないでしょうか?

スマホの支払いについても気を抜かないで、しっかりと返済をして、延滞しないようにすることが大切です。

デビットカードの話題に戻りますが、なぜデビットカードを使ってもクレヒスは付かないのか?というと。
信用履歴というのは、お金の貸し借り、つまり本当のクレジットカードのように、カード会社が一時的にお金を貸す、という状態が生まれなければ載ることはありません。

結局は、銀行口座から自分のお金を出して、現金で支払うのとなんら変わりませんから。

ただし、「悪いことをすればブラックリストに載る可能性はある」ということです。

ブラックリストに載るのはどんな時?

どういうことかというと。

◯月々の支払いにデビットカードを登録している場合、残高不足で引き落としできない状況が続けば、「延滞」として履歴に記載されることがある。

◯携帯料金などの支払いにデビットカードを登録している場合も同様で、スマホ本体のローン支払い分が無くても、引き落とし日に引き落とせない事態が何度か続くと、信用履歴だけでなく、携帯会社のブラックリストにも登録されるかもしれない。

確かに、残高不足で引き落とせないことがあれば、カード会社が立て替えることもあり得るわけで、信用履歴に傷が付くのもわかります。

もし債務整理してブラックの状態であるにも関わらず、さらに事故歴が付いてしまったら?なんて考えたら、怖いだけじゃ済みませんから。

最悪の場合、喪明けをしても、新たな事故歴が邪魔をして、クレジットカードやローンの審査に延々受からない、なんていうことも考えられます。

デビットカードといえども、せっかく手に入れた貴重なカードですので、残高不足にならないように慎重に利用したいものです。