多重債務になってから毎日見る悪夢は?
多重債務になると、借金に追われる日々が続きます。
夢の中でまで「借金返済日なのに返せなかった」シーンや、家に借金の取り立てが来る場面が出てきたりします。
私も、何度も夜中に自分の叫び声で起きることがありました。
夫も同じで、夫婦揃って叫んでいたことも。
こうなると、もう精神が病んできます。
それでも、子どもの前では平静を保つように努力していました。
だって、子どもって親の気持ちに敏感じゃないですか。
親が動揺すれば子どもも動揺しますから。
それでも、何となくうっすらとは気が付かれていたようですが・・・
そんな精神状態が長く続くと、「もうダメだ」「自己破産しか無い」と決心するのですが、なかなか行動には移せないものです。
どうしても「債務整理後の生活」の青写真が見えてこないのです。
もっと言えば「自己破産なんてしたら、人生終わってしまう」と本気で思っていました。
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夜逃げして自己破産した人の壮絶な体験談
そんな時、MIXIだったかで、自己破産した方の日記を発見し、貪るように読んでいました。
そこに書かれていたのは? 生々しい借金地獄からの生還劇だったのです。
この方は、夜逃げまで経験されていました。
「夜逃げ」については、ある方の体験談で、「夜逃げして5年間放置された部屋に入ったことがあるけど、悪臭はするし、冷蔵庫の中には化石と化した食べ物が入っているという、生活感が生々しくておぞましい感じがしました。」と。
どういう経緯だったかはわかりませんが、止むに止まれず、住んでいる場所を突然移さなければならなくなった家族の悲惨さが、伝わってくるようですね。
国民健康保険料が支払えず、何年もお医者さんにかかれない時もあったようです。
それでも、奥さんも子どもさんを守るために借金を返済しようと、必死で働かれていたのですが、ある日糸がプツンと切れるように、「何もかもが嫌になってやる気が無くなってしまった」ということ。
いわゆるうつ病ですね。
借金うつとでも言いましょうか。
それで自己破産を決意されたようです。
その後もご自身の病気との闘いや、債権者に裁判所に訴えられたりとさまざまな困難に見舞われたそうですが、今は娘さん一家と一緒に生活できて幸せに暮らされているということ。
「あのまま借金地獄の中に居たら、孫の顔を見ることもなかったでしょう」という文章を読んで、私も債務整理に踏み切る決心ができました。
自己破産ではなかったのですが、債務整理したのだから同じようなものです。
今でも借金を返せなかったことは後悔していますから、安易に債務整理を選ぶことはおすすめしません。
でも「もうどうしようもなくなった」と思われるのなら、今が決心をするチャンスなのかもしれません。