借金返済の崖っぷちに立って、「もうお前は包囲されている」ってなって逃れられなくなったらどうしますか?
なんとかして解決しなければならないのですが、債務整理もその中のひとつです。
だけど、債務整理の書類を提出してから、免責が降りるまでの間に、債権者から取立ての請求書が送られてくることがあるんですよ。
たいていは、裁判所に行って話し合いでなんとか和解できるのですが、こじれてしまった場合、「資産差し押さえ」ということにもなりかねません。
まあ、差し押さえを受けるような資産なんて、何も無いですけど。
中には財産を隠したまま、債務整理をする人も居るから「本当に隠していないか」家まで見に来ることがある、ということ。
当たり前ではが、突然の訪問で家の中まで入って来ますが、税務署のように、あちこち探したり、戸棚の中まで見たりということはないです。
あちらもプロですから、一目見れば、その家の暮らしぶりがわかるんですね。
だから、「何も隠していなければ」怯えることはないです。
逆に20万円以上の高価なものを、債務整理の書類に記載しないで隠していたり、隠れて処分したりしていると、問題になります。
最悪、持っていかれるか、債務整理の条件も変わってくる、なんていうことも。
だからと言って、こちらが隠していなければ、とがめられる事もなく、割合すんなり終わるので、「そんなことがあるのなら債務整理するの止める」まで考えることは無いですよ。
そう言えば、「借金返済」という言葉には、「崖っぷち」という言葉がつきものですよね。
今の日本の社会では、借金の返済がうまくいかず、崖っぷちの状態で生活している人がたくさんいます。
崖っぷちに立っていて、いつ落ちるかわからない状態をcliff edge(クリフエッジ)と言うのですが、表現的にはそんな感じ。
だいぶ前に、借金返済に悩んで崖っぷちに立っていたミュージシャンが、本当に崖から落ちて亡くなってしまったという出来事がありました。
一世を風靡していた人が、借金の返済に困って崖っぷちに立たされることになるとは、誰が想像したでしょうか?
借金を返せないからどうしようもないとあきらめたり、何か間違ったことをしようと画策したりすると、残念ながらまだ崖っぷちに立たされたままです。
借金返済で崖っぷちに立たされないためには、これからどうするかを相談して解決策を見つける必要があります。
さっきも書いたように、そのひとつが「債務整理」なんです。
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で、やっと崖っぷちから這い上がるために決心した債務整理なのに、手続き中に差し押さえの危機が迫るなんて、「聞いてないよ!」ですよね。
普通は、借金滞納が続いて、それでも支払わないでいる場合に、裁判を起こされた上で差し押さえされるのですから。
ただ、債務整理中に財産差押えの通知が裁判所などの機関から来るのは、よくある話だそうです。
この財産差押えとは何かというと、債務者が財産を処分することを禁止し、財産を差し押さえて競売にかけ、お金に換えることができるようにすることです。
借金の返済が困難になると、仮差押えの通知が来ることがありますが、これは債務者が勝手に財産を処分して、借金の返済ができなくなるのを防ぐためです。
借金の返済が長期間滞ってしまうと、例えば家が競売にかけられてしまいます。
競売にかけられて家が売れれば、そのお金は家主ではなく債務者に渡り、これが借金返済の代わりになります。
差し押さえはすぐにできるものではありませんが、公正証書にしておけば、裁判所を待つ必要がないので、1週間から3週間以内に行うことができ、比較的早く差し押さえを処分することができます。
と、否応無しの差し押さえですが、債務整理手続き中の場合は、頼んでいる弁護士や司法書士に相談できますし、裁判の時点で和解することの方が多いです。
実際に家に見に来ても、確認のみで終わることも少なくないので、そんなに怖がる必要はありません。
それよりも、崖っぷちからどう這い上がるか?を考える方が大切ですよね。