もうすぐ夏休みに突入しますが、帰省はおろか、「どこかに遊びに行く」なんていう発想すら無い人たちも居ます。
だけど、多重債務を抱えていたり債務整理直後の生活が苦しい時期には、旅行のことなんて考えられません。
そんなことよりも、日々の暮らしをどうやって持ちこたえるか?ということしか頭に無いのです。
とりあえず夏休みの短期バイトで、なんとか生活苦を乗り越えるのがやっとでした。
ある日、「納涼船のアルバイトが稼げる」と聞いたので、早速応募することに。
納涼船のアルバイトの仕事内容は、大きく分けて以下の3つです。
●接客
●清掃
●雑務
接客では、お客様のお席への案内や、飲み物や料理の提供、お会計などを行います。
清掃は、船内を清掃し、お客様に気持ちよく過ごしていただけるようにします。
雑務は、船内備品の準備や、荷物の運搬など。
時給は、会社や船によって異なりますが、一般的に1,000円~1,500円程度ですね。
また、接客業の経験者や他のスキルがある人は、時給が高くなる場合もあります。
まずは一週間働いてみてから、ということでお試しでシフトに入ったのですが、とにかく酔ったお客さんの接客が大変でした。
仕事自体は簡単で、お客さんの質が良ければコミュニケーション能力を身につけることができるし、花火大会なども楽しむことができます。
また、船上で働くという非日常的な体験も得難いのですが、船酔い対策はしておいた方が良いでしょう。
一度でも船に酔ったことがある人は、やめておいたほうがいいですね。
他にも、レタスの収穫の手伝いや、ビアガーデンのスタッフやプールの監視員など、夏ならではのバイトは多いのですが、どれも体力勝負で、もう若くないわれわれには大変でした。
それでも、なんとか生活の足しにはなったのですが、なかなかまとまったお金にはならないのです。
そこで、性懲りもなくお金を借りることになるのですが、これがまたうまくいきません。
多重債務の場合は、ゴールデンウィークや、夏休み、お正月など続けて休みがある時期は、ものすごく辛いということになります。
ただでさえ借りられないのに、金融機関はどこもお休みで、頼れるのは休日も営業している消費者金融のみ。
消費者金融でも、休日は休んでいるところもありますからね。
それでも、連休明けには支払いがまとまって来るわけで・・・
私も、多重債務の時は、パソコンの画面とにらめっこして、どこか借りられるところはないか探しました。
「審査 甘い 消費者金融」とかで検索して。
とにかく借りるのが悪いとか良いとかの問題ではなく、借りないと実際に生活していけないのです。
民間の金融業社からの借入れができない場合、各自治体が融資してくれる「社会福祉協議会の融資である生活福祉資金貸付制度」があるのですが、これもなかなかハードルが高いようです。
以前は「保証人」が必須だったのが不要になったのですが、一時は、借りたい人が多すぎて申し込みが殺到し、現在申し込みをストップしてしまった市町村もあるとか。
今は、各地方自治体も、財政的に厳しいのが現状です。
まあ、公的資金ですから、一度は当たってみると良いとは思いますけど。
流通系のクレジットカードが比較的審査が緩いという話もありますが、今はどうなんでしょうか?
主婦の方なら、イオンや楽天などトライしてみる価値はあるかもしれません。
スポンサーリンク
消費者金融系の場合は、女性専用キャッシングとかの方が借りやすいと、昔から言われています。
これも、今は厳しくなっているようですね。
とは言え、対応してくれるのが女性スタッフなので、話しやすいというメリットはあります。
中小の消費者金融などでは、普通の事務的な対応なのに、怖い印象を受ける男性も居ますから。
申し込む人の受け取り方にもよるのでしょうが。
いずれにしても、「これが最後」と言う気持ちで借入れをし、苦しくても必要最低限以上は借り入れないことが大事です。
少しでもお金が入ったら、返済に回しましょう。
たとえ1,000円多く返すだけでも、長い目で見れば、支払総額がかなり違ってきますから。
本当は「借りない」のが一番なのですが、「ここを乗り切れば」ということがあるのもよーくわかります。
債務整理も視野に入れつつ、少しでも良い方向に行くようにしたいですね。
それには、「計画的な借金」が必要になるわけで、多重債務者にとっては、一番難しい問題にもなるのですが・・・
とにかく、精神的に辛い作業にはなりますが、「今どこからどれだけ借りているか?」ということを、一度紙に書き出して整理するところから始めましょう。