給与ファクタリングのメリット・デメリットを徹底解説!ヤミ金融や現金化との違いも明確に

こんな消費者金融は危ない

給与ファクタリングって聞いたことありますか?

 

個人が勤め先に対して有する給与(賃金債権)を、給料日前にファクタリング業者に売却し、現金化する資金調達方法です。

 

給与ファクタリングは、貸金業に該当するため、貸金業登録を受けた業者のみが行うことができます。

 

しかし、登録をせずに違法な手数料や取り立てを行うヤミ金融業者も存在するのも確か。

 

給与ファクタリングは、手数料が高く、返済が困難になる可能性があるので、注意が必要なんです。

 

給与ファクタリングのメリット・デメリットは?

 

給与ファクタリングのメリットは?

 

給与ファクタリングのメリットはこのようになります。

 

●給与ファクタリングは、審査が比較的緩やかで、最短即日で現金が得られるという利点があります。

 

カードローンやキャッシングとは審査基準が異なるため、信用情報に問題があっても利用できるところは、過去に金融事故を起こした人にとっても好都合ですよね。

 

●給与ファクタリングは、給与債権を売却することで資金調達をするため、返済の義務や利息の負担がないという利点があります。

 

ただし、手数料は高額になることが多いことはお忘れなく。

●給与ファクタリングは、2者間ファクタリングを選択すれば、勤務先に知られずに利用できるという利点があります。

 

しかし、返済が遅れたり業者からの連絡を無視したりした場合には、業者から勤務先に連絡されることがあることも事実です。

 

 

給与ファクタリングのデメリットは?

 

給与ファクタリングのデメリットは、どうでしょうか?

 

● 超高金利:給与ファクタリングでは、手数料として相場よりも高い金額を支払うことになります。

 

手数料は月利で25%、年利で300%にもなることがあるのは驚きですね。

 

これは出資法で定められた上限金利(年20.0%)を大幅に超える法外な利息といえます。

 

●債権の売買ではなく貸付:給与ファクタリングは、給与債権を売却することで資金調達をするように見えますが、実際は給与債権を担保とした貸付です。

 

つまり、借金と同じ扱いになります。貸付を受けた分は必ず返さなくてはならないため、責任を持って利用するべきです。

●悪徳業者が多い:給与ファクタリングを提供している会社には悪徳業者が数多く存在します。

 

貸金業の登録をしていない闇金業者がその代表で、度が過ぎた手数料や金利を請求されてしまいます。

 

また、返済できないときには勤めている会社へ何度も電話をしたり、しつこい取り立てを行ったりする業者もあるのです。

 

給与ファクタリングのメリット・デメリットは?

ヤミ金融と給与ファクタリングの違い

 

では、ヤミ金融と給与ファクタリングの違いとは何でしょうか?

 

●ヤミ金融は、貸金業登録を受けずに、法律で定められた上限金利を超える高利でお金を貸す業者で、返済が滞ると暴力的・脅迫的な取り立てを行います。

 

ですが、ヤミ金融からの借金は無効ですので、返済義務はありません。

●給与ファクタリングは、個人が勤め先に対して有する給与(賃金債権)を、給料日前にファクタリング業者に売却し、現金化する資金調達方法です。

 

給与ファクタリングは、貸金業に該当するため、貸金業登録を受けた業者のみが行うことができますが、登録をせずに違法な手数料や取り立てを行うヤミ金融業者も存在するのは確かです。

 

給与ファクタリングは、手数料が高く、返済が困難になる可能性があることは、先程も書いたとおりです。

 

つまり、ヤミ金融と給与ファクタリングの違いは、以下の点になります。

 

●ヤミ金融は、お金を貸すことで利益を得るのに対し、給与ファクタリングは、給与債権を買い取ることで利益を得ます。

 

●ヤミ金融は、法律で定められた上限金利を無視して高利でお金を貸すのに対し、給与ファクタリングは、法律で定められた上限金利を守らなければなりません。

 

●ヤミ金融は、返済が滞ると暴力的・脅迫的な取り立てを行うのに対し、給与ファクタリングは、そうした取り立てを行ってはいけないことになっています。

 

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給与ファクタリングとクレジットカード現金化の違い

 

ところで、給与ファクタリングとクレジットカード現金化も違いが分かりづらいですよね。

 

以下にまとめました。

 

給与ファクタリングは、会社から給料を受け取る権利(給与債権)をファクタリング業者に売却し、早期現金化する金融サービスです。

 

クレジットカード現金化は、クレジットカードのショッピング枠を利用して商品券や電子マネーを購入し、それを現金に換えるサービスとなります。

 

給与ファクタリングとクレジットカード現金化の違いは?

 

給与ファクタリングは、借入ではなく給与債権の売買であるため、審査がなく、信用情報に影響しません。

 

クレジットカード現金化は、借入と同じ扱いになるため、審査があり、信用情報に記録されます。

 

給与ファクタリングは、手数料として相場よりも高い金額を支払うことになります。

 

手数料の相場は5%~20%ですが、中には45%以上の手数料をとる業者も存在すると言われています。

 

クレジットカード現金化は、手数料として商品券や電子マネーの買取価格と現金化価格の差額を支払うというシステムです。

 

手数料の相場は10%~20%ですが、中には30%以上の手数料をとる業者も。

 

給与ファクタリングは、貸金業に該当するため、貸金業登録を受けた業者のみが行うことができます。

 

しかし、登録をせずに違法な手数料や取り立てを行うヤミ金融業者もいるのが現状なんです。

 

クレジットカード現金化は、貸金業ではないため、貸金業登録を受ける必要はありません。

 

結局、システムは違えど、両方がグレーで悪徳業者の存在も否めないので、簡単に飛びつくと痛い目に合うでしょう。