債務整理や自己破産をすれば、当然今まで使用していたクレジットカードは利用できなくなります。
特に自己破産では、「このカードはよく使うから残しておいて」なんていうことは、一切できないのです。
当たり前のことですが。
では一緒に住んでいる家族のクレジットカードはどうなるのでしょうか?
これについては、カードが家族名義だったら、なんら問題なく使えるでしょう。
問題は、本人が家族会員になっていた場合。
ややこしいのですが、例えば旦那さんが自己破産をして、奥さん名義のクレジットカードの家族会員になっていた場合ですね。
その場合はどうなるのでしょうか?
債務整理を依頼する時には、当然利用しているクレジットカードはすべて提出しなければなりませんので、家族カードと言えども使えなくなります。
新規に作成する場合でも同じ事ですね。
ただ、たまたま家族カードの存在を忘れていてそのままにしていたら、数年後更新済みの新しいカードが送られてきた、なんていう体験談を見つけました。
そのまま使い続けるのは問題があるかと思いますが、もしかしたらそのまま使うことは可能かも。
それでも、何かの理由で破産がバレれば、クレジットカードを取り上げられるどころか、家族まで使えなくなる可能性もありますから、良く考えないと大変なことになってしまいます。
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私としては、いわゆる喪明け後(個人信用情報から事故歴が消えてから)に、本人名義でのクレジットカードがなかなか作れない時に利用するのがよいのかな、と思います。
それなら堂々と利用できますから。
「だけど喪明け後は自分名義のクレジットカードが作れるのに、なんで家族カード?」と思われるかもしれません。
それだけ、一度ブラックになってしまうとクレジットカードの取得は難しいということなんですね。
「債務整理後10年過ぎて、信用情報を取り寄せても、事故情報は消えているのに、どうしてもクレジットカードの審査に受からないんです」という方もいらっしゃいます。
しかも、年収300万円以上で、勤続年数も数年経っていても、落ちることも。
そんな時に、どうしてもクレジットカードが必要となれば、家族カードという選択肢もあると思います。
ただし、家族カードをいくら利用しても、クレヒスにはなりませんので、あくまでも自分のカードが作れるまでの繋ぎと考える方が良いでしょう。
一度金融ブラックの烙印を押されてしまうと、新たなクレジットカード取得への道は遠いということになります。
それでも、めげずに頑張りたいですね。
こんな方法もありますから、収入を少しでも増やしながら、信用回復に勤めましょう。
追記:喪明け後、どうしてもクレジットカードの審査に通らない人には、新たな選択肢がありましたね。
デポジット型ライフカードです。
保証金が10万円以上と、ちょっとまとまった金額が必要になりますが、晴れて「自分名義のクレジットカード」が持てるという点では、良いと思いませんか?
ただし、誰でも審査に受かるというわけではないようです。