100%融資可能という甘い言葉に注意!
多重債務になったり債務整理後にブラックになったりすると、どうしても切羽詰った状態で、「お金が借りられるところ」を探すことになります。
「ブラックでも100%融資可能」 などという広告を出している業者は、普通なら決して近づかないのですが、ついフラフラッとだまされそうになるものです。
こういった広告を出している金融業者は、ほぼヤミ金融などの悪徳業者だと思ってよいでしょう。
最近では、本当に正規の金融業者との見分けがつきにくくなっています。
一番ひっかかりそうなのは、「こちらではお金は貸せないが、借りられるところを紹介する」という「紹介屋」です。
私も、多重債務時代にひっかかりそうになったことがあるのですが、それは、表向きはちゃんとした消費者金融のようでした。
ネットで調べると、多少悪評はあったものの、「ちゃんと借りられました」なんていう人も居たものだから、信用してしまったのですが・・・
最初は「保証人さえ立ててくれればお貸しします」と言われたのですが、「保証人は立てられない」というと、次に「では他の業者を紹介します」ということに。
しかも、紹介料やお預かり料として高額な金額を提示してきました。
「お預かり料は、借金の支払いがすべて終わった時点でお返しします」と言われましたが、信用できるわけが無いですよね。
結局、そんな大金を用意できるわけも無く、断りましたが、今となっては「命拾い」したような気がします。
そこで借りていたら、と思うと本当にゾッとしますから。
闇金融からお金を借りてしまったらどうなる?
こういった闇金融と言われる金融業者は、電話番号も携帯であることが多く、住所もでたらめだったりしますから、「だまされた」と思っても連絡の取りようがないことが多いのです。
最悪の場合、債務整理もできないなんていうことにもなりかねません。
「もうどこからも借りられない」と思うと、わらをもつかむ思いになってしまうのはよくわかりますが、やはり一度冷静になることが大切です。
では、実際に闇金融から借り入れをしてしまったどうなるのでしょうか?
今は、ソフト闇金と言われるほぼ電話のみの対応で取り立てもそんなに厳しいものではないタイプの金融業者がメインとなっています。
ただ、ソフトと言っても、やさしい訳ではなく、「取れる人からお金を取り尽くす」という姿勢は同じです。
とにかく、支払日に遅れないように高い利息+返済金を払っている分には、普通の消費者金融と変わりません。
それが、支払いが遅れるようになってくると、今度は「利息分だけでも払ってください」と言われます。
一見優しいようですが、これが相手の思う壺で、利息分だけの支払いが続くと、もう元金の返済にまでお金が回らなくなりますから、ずーっと利息分の支払いのみになります。
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行き着く先は底なし沼
利息分と言っても、毎回利息は増えていきますから支払う金額は高くなるのに、元金は全く減らないという。
もうそうなったら底なし沼です。
抜けだせません。
そのうち、利息分でさえ支払えなくなると、電話での督促が続き、親戚や知人、職場にまで電話攻撃されることも。
まあ、それも2,3週間耐えれば収まるそうですけど、なかなか耐え難いものがあります。
「変なところからお金を借りている」という噂は瞬く間に広がりますから、その後暮らしていくのにも支障が出るでしょう。
結局は、ソフトだろうが闇金には関わらないに越したことはないですね。