ゲーム課金については、依存症にまでなる可能性が高いと言われていますが、ついつい課金してしまう気持ちはわかります。
どうしても熱くなってしまうんですよ。
「ここで止めておこう」と思っても、手が勝手に動いてしまう、とか。
まあ、面白いゲームということは、沼にハマってしまう可能性が高いということで。
だけど、高額の借金を作ってしまったり、その借金を返済するためにさらにどこかから借りるようになったら、かなりヤバいと思ったほうがいいですよ。
そのまま行くと、人生破滅してしまうかもしれませんから。
では、ここで、ゲームを知り尽くしたブロガーの方に、ゲーム課金の恐ろしさについて語ってもらいます。
“ゲーム好きのブロガーです。
今日は、ゲーム課金で作った借金についてお話ししたいと思います。
ゲーム課金とは、スマホやPCのオンラインゲームで、アイテムやキャラクターを購入するために使うお金のこと。
ゲーム課金は、楽しくてハマってしまう人も多いと思いますが、気づいたら借金が膨らんでしまうことも。
ある人は、気がついたら1000万円も借金をしていた、ということで、すでに一般人の借金ではありません。
下手したら家が買えてしまう金額ですから。
そんなにならなくても、「ゲームで作ってしまった借金」ということで、家族にも言えず、一人で悩みを抱えている人も多いんですよ。
あまりに借金の額が多すぎて、自殺まで考える人も居るくらいです。
それでもゲームが止められず、毎日悶々と暮らしている人も。
そうなる前に、債務整理など考えたほうが良いですね。”
ということ。
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とは言え、果たしてゲーム課金で作った借金は自己破産できるのでしょうか?
自己破産とは、借金が返せなくなったときに、裁判所に申し立てて、借金を免除してもらう制度ですが、借金はなくなりますが、代わりに財産を失ったり、信用情報に傷がついたりするデメリットもあります。
自己破産をするには、裁判所の許可が必要ですが、その際に重要なのが「借金の原因」。
裁判所は、借金の原因が「不可抗力」か「自己責任」かを判断します。
不可抗力とは、例えば病気や失業など、本人の意思や努力ではどうしようもない事情のこと。
自己責任とは、例えば浪費や投機など、本人の判断や行動によって生じた事情のことです。
では、ゲーム課金で作った借金はどちらに当てはまるのでしょうか?
残念ながら、一般的には自己責任とみなされることが多いです。
ゲーム課金は、本人の趣味や娯楽のために行ったものであり、必要性や合理性が低いと考えられますから。
また、ゲーム課金によって得られるものは、現実的な価値がなく、消費性が高いものです。
したがって、裁判所は、「ゲーム課金で作った借金を自己破産できると認めない」というのが原則です。
ただ、ゲーム課金に依存してしまって精神的な病気にかかったり、依存した原因が家族からの暴力などの場合には、不可抗力として考慮される可能性があります。
その場合は、医師や弁護士などの専門家の証明や協力が必要になりますし、裁判所の判断次第ということになります。
つまり、「ゲーム課金で作った借金は自己破産はできない」という結論になるのですが・・・
現実としては、「裁量免責」と呼ばれる「裁判所の裁量を持って免責を受けることができる」場合も結構あるのです。
それは、本人が本当に反省していて、「今後一切ゲーム課金はしない」という意思を示せば、初めての自己破産である場合、裁量免責が許される可能性もある、ということ。
だからといって、「ゲーム課金で作った借金も自己破産できる」とはならないですけどね。
自己破産できなかったケースもあるわけで。
そんな時には、弁護士や司法書士に相談して、任意整理や個人再生などの方法が取るしかありません。
それでも、少しでも返せる見込みがあるのなら、返した方が良いですものね。