アイフルで任意整理をするための3つのステップ。任意整理に応じない消費者金融は?

債務整理体験談

「アイフルでお金を借りていたけど返せなくなった。任意整理をしたいけど、消費者金融で借りているのはアイフルだけなので、スムーズにできるか心配。」という質問を見つけました。

 

アイフルを任意整理できるかどうか心配

 

確かに、消費者金融からの借り入れだと、過払い請求もそうですが、「相手側が応じてくれるか?」心配になりますよね。

だけど、アイフルやアコムのような、大手金融業者だと、こちらの要求には応じてくれますし、少なくとも「任意整理できない」ということは無いです。

ただ、アイフルは、返済が滞った時に頻繁に督促が来ることでも知られているので、「トラブったらどうしよう?」となる気持ちもわかります。

まあ、返済が滞るとすぐに督促の電話がかかってくるのは、どこの消費者金融でも同じです。

家族や会社にお金を借りている事実を秘密にしておいても、滞納すれば、自宅や職場に連絡が来る可能性があるので注意してください。

とは言え、自己破産の場合も同じですが、受任通知書を送ることで督促の電話が一切来なくなります。

これだけでも、精神的にかなり楽になりますね。

 

督促の電話が止まって嬉しい!

任意整理で和解した場合、将来の利息や遅延損害金も免除されるので、返済がかなり楽になるでしょう。

アイフルの任意整理の和解条件は、3年間36回払い、最長5年間の分割払い60回払いを基本としていると考えられています。

任意整理で和解するまでに必要な期間は3ヶ月程度言われていますが、アイフルの場合も、無駄に交渉期間を長引かせることは無く、比較的スムーズに対応してくれるようです。

この辺は、ノンバンクですが、大手消費者金融の看板もあり、交渉がこじれることも無いでしょう。

アイフルにとっても、任意整理は、小さくても元金が回収できるという訳で、債権者が自己破産や個人再生をするよりもずっと良い、ということもあって、こちらの要望にも応えてくれるのです。

滞納があったり、短期の借り入れだったとしても、将来の利息は免除されることが多いです。

ただし、遅延損害金が発生している場合には、免責されないこともあるそうなので、注意が必要です。

また、総量規制施行前に借り入れをしていた場合、過払い金が発生する可能性が高いです。

その場合は、和解後の支払総額から過払い金額が引かれるので、場合によっては相当支払金額が少なくなることも。

長くグレーゾーン金利で借りていた方だと、支払いがゼロになったり、逆に過払い金が戻ってくることもあるので、先に調べてみたほうが良いでしょう。

逆に、「債務整理後もアイフルでお金が借りられる?」と思っている人も多いんですよね。

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「アイフルやアコムのような消費者金融は審査が甘い」という都市伝説のような話を、今も信じている人が多いからなのかな?と思っていたら・・・

本当に、債務整理後にアイフルやアコムで審査を受ける人が増えているようです。

そして、実際に「任意整理後割とすぐにアイフルの審査に通った」という経験談まであるのです。

任意整理後すぐにアイフルの審査に通った

不況で金融業界が低迷している中、「過去の歴史よりも現在の信用力を優先する」方向に進んでいるのかもしれません。

そうは言っても、誰でも審査に受かるというほど甘くはないので、債務整理をした消費者金融からは、将来的にもお金を借りることはできないと思った方がいいでしょう。

審査に受かるかどうか心配な方は、各消費者金融会社のホームページで事前の簡易審査を受けることをお勧めします。

アイフルの場合は個人情報ではなく、年収や年齢、職種、他社借入額などから審査を受けることができるので、安心ですね。

しかし、仮審査で30万円の融資が可能と言われても、必ず借りられるという保証はありませんが・・・
いずれにしても「受かるかどうかの目安」にはなりますので、受けてみることをおすすめします。

私の場合は、「お伺いした項目だけでは、ご融資の判断が付きませんので、改めてお申し込みください。」という結果が出ました。

遠回りの審査却下?と判断しましたが、どうなんでしょう?

年収が少ないと判断できない、とかいろいろあるんでしょうね。

追記:ちなみに、「任意整理に応じない」と言われている金融業者は以下になります。

任意整理に応じない消費者金融は?

○日本保証

2012年に武富士を吸収合併したために消費者金融業を始めたのですが、2015年に撤退しています。

現在は債権回収だけしか行っていないため、任意整理には応じられない、ということ。

○クレディア

いわゆる老舗消費者金融でしたが、2007年に業績悪化のため民事再生法の適応を受け、2015年に貸金業を廃業。現在、負債回収のみの業務展開のため、任意整理は認めず一括返済を求められます。

○アペンタクル

ワイドという社名で割合有名でしたが、2009年に社名を変更。

そのアペンタクルも現在は新規顧客の受付を停止しているため、任意整理には応じられない、ということ。

○CFJ

多重債務者にはお馴染みのアイク、ディック、ユニマットという「ここなら貸してくれるかも」と言われた消費者金融3社が2003年に合併してできました。

しかし2008年にでん店舗閉鎖となり、2010年に貸付停止で2016年に廃業。

こちらも、今は負債回収のみなので、任意整理には応じられないのだそうです。

こうしてみると、多重債務になった人が、一度はお世話になったであろう消費者金融が、合併されたり社名を変えた末、経営難で廃業を余儀なくされているのが原因のようです。

とは言え、借金を繰り返している人は、借り始めて10年以上という人も多いと思うので、廃業前にやっとのことで貸してもらった人もいらっしゃるでしょう。

今は、借りる方も貸す方も受難の時代と言わざるをえないですね。

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