アコムやレイクなどの消費者金融はお金が借りやすい?
「初めての・・・」や「ほのぼの・・・」っていうCMを見ると、とっても借りやすいような気がする消費者金融。
確かに、銀行や信販会社からお金を借りることを考えれば、借りやすいと思います。
ところが、総量規制以降、この「借りやすい」と思われている消費者金融ですら、借りにくくなっているということ。
一時は、ある程度の収入さえあれば、いや、主婦でも世帯収入があれば貸してくれていたあの消費者金融が、今では高嶺の花に。
一般の方でもそうなのですから、債務整理をしてブラックになってしまった我々にとっては、さらに借りにくくなってしまった、と言えるでしょう。
高嶺の花になってしまった理由として、銀行の傘下に入っているということ。
アコムなら東京三菱UFJ銀行とイオン銀行、レイクは新生銀行と提携しています。
とは言え、銀行から直接借りるよりは、審査が柔軟なのは言うまでもありませんが、障壁が高くなったと言えるでしょう。
自己破産したほうが消費者金融の審査に受かりやすい?
だから、かつては一部の消費者金融は「自己破産した人の方が多重債務よりも消費者金融の審査に通りやすい」とまで言われていたのが、「自己破産すると、まず審査には通らないと思っていいでしょう」という結論に。
なぜ「自己破産した人の方が」と言われていたかと言うと、
◯一度自己破産したら7年はできないので、滞納されても破産されることが無い
◯消費者金融以外のところではまずお金を借りられないので、他で借金していることが少ない
◯今現在残債を支払っている任意整理などの人より、借金が無くなった自己破産の人の方が返済率が高い
ということです。
とは言え、実際に自己破産をしてもお金を貸してくれていたのは、アコムやレイクと言った大手消費者金融よりも、もうちょっとマイナーどころが多かったと言われています。
どうしても知名度が低い金融業者は、顧客確保に四苦八苦しますから、大手が貸さないような顧客をターゲットにしていたんですよね。
今なら中小の消費者金融と同じような立場でしょうか?
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ネットの掲示板でも、「自己破産直後だけど、◯◯で30万貸してもらった」というような情報が飛び交っていました。
それが今では、消費者金融と言えども、「借金の約束を破った人にはお金は貸せない」という鉄則があるばかりか、「過去に借金返済の延滞をした人」や「他社借入れ件数が多い人」「勤続年数や収入が少ない人」は門前払いを受けることも。
まあ、考えてみたら当たり前のことなのですが、一昔前は、この辺が緩やかだったですから。
しかも、今や中小の消費者金融でさえ、総量規制の金額をオーバーすることで受けるペナルティや「借金のとりはぐれ」を恐れ、一定の条件をクリアできる人にしかお金を貸さなくなっている、とも言われています。
ブラックになったら、一生お金は借りられない?
だからと言って、ブラックになったら一生大手の消費者金融からもお金が借りられないのか?と言えばそうではありません。
債務整理後5年から10年過ぎて、個人信用情報から事故情報が消え、一定の収入があり、転職したばかりということでなければ、十分に審査に通る可能性はあるのです。
ただ、債務整理時に借りていた消費者金融から借金することは、難しいでしょうね。
追記:消費者金融に限らず、最近は「事故歴よりも今の属性を重視する」金融業者も増えてきているようです。
経済的に不安定な時代だからこそ、今の収入やステータスだ大切という考えに変わってきているのかもしれません。
反面、「債務整理などの経歴が疑われれば、即審査落ち」のところもあるでしょうし、「迷惑をかけたところからは借りられない」という定説は、相変わらず残っているものと考えたほうが良さそうです。