任意整理後に突然お金が必要になったら?
任意整理を終えてから、しばらくして「またお金が必要になった」とき、真っ先に思い浮かぶのがアコムやレイクなどの消費者金融ではないでしょうか?
私自身、任意整理をして数年が経過した頃、「もしかしたら、もう借りられるかもしれない」と思い、アコムに申し込んでみた経験があります。
結論から言うと──審査に落ちました。
でもその経験を通じて、「なぜ落ちたのか」「どうすれば借りられる可能性があるのか」が少しずつ見えてきました。
この記事では、任意整理経験者の視点から、実際の申し込み体験と、審査通過に向けて気づいたポイントを正直にシェアします。

✅ アコムは任意整理後でも借りられる?
▷ 実際に申し込んだときの状況
私がアコムに申し込んだのは、任意整理からちょうど3年ほど経った頃です。
- 年収:280万円ほど(派遣社員)
- 勤続年数:約1年半
- 他社借入:ゼロ(整理後は借入していません)
- 整理した相手:アコムも含まれていました
「信用情報も少し回復してきてるのでは?」と期待していたのですが、結果は……
▷ 結果:審査落ち
申し込みからわずか数分後、「ご希望に添えません」という通知がスマホに届きました。
あまりにあっさりすぎて、「審査すらされてないのでは?」と思うほど。
でもこれが、金融業界の「信用情報チェック」というやつなのでしょう。
その時、私が強く感じたのは:
「任意整理から数年経ったとしても、借りた相手に再申し込みするのは厳しい」
という事実です。

✅ なぜ審査に落ちたのか?私なりの考察
▷ 信用情報がまだ“事故扱い”だった
信用情報には「CIC」「JICC」「KSC」という3つの機関がありますが、私はCICとJICCに情報開示請求をしてみました。
すると、アコムに対する「延滞履歴」や「任意整理の痕跡」がまだ残っていました。
一般的に、任意整理情報は5年程度で消えると言われていますが、私の場合は3年目ではまだ早すぎたようです。
▷ 整理相手だった=アコムに迷惑をかけた
これは明確な「マイナス要因」でした。
債務整理の中でも、アコム自身が対象になっていたため、再申し込みはほぼ通らないのが現実のようです。
他の体験談でも、「整理した相手には一生借りられない」といった声が多く、ある意味“金融ブラックリスト”のような状態。
✅ 他に借りられる可能性がある金融会社はある?
▷ 中小消費者金融なら通る可能性あり
ネット掲示板や他ブログの体験談を見ていると、以下のような中小業者で借りられた例がいくつかありました:
- フクホー
- セントラル
- アロー
- キャネット など
これらの業者は審査が柔軟とされており、「現在の収入」や「返済能力」を重視する傾向があるようです。
▷ 勤続年数・収入・他社借入が重要
私の場合、派遣社員で勤続1年半という状況だったのもマイナス要因だったと思います。
信用情報が回復しても、以下の条件が整わないと通過は難しいと感じました:
- 勤続2年以上
- 年収300万円以上
- 他社借入ゼロ
- 整理相手でない会社に申し込む
✅ 任意整理後の「審査チャレンジ」はいつがベスト?
▷ 信用情報から事故情報が消えるまで【約5年】
私がCICに開示請求したところ、事故情報は「5年経過前は残っていた」ので、最低でも5年は待つのが安全です。
信用情報がクリアになると、アプリやカードの審査でも明らかに結果が変わることがあります。
▷ 審査に強い属性とは?
以下のような条件に当てはまる人は、比較的審査に通りやすいと言われています(※あくまでネットの声):
- 正社員 or 公務員
- 勤続3年以上
- 年収350万円以上
- 整理対象に含まれていない業者
ただし、これはあくまで目安です。「今の自分の属性を冷静に見る」ことが大切です。

✅ まとめ|任意整理後に借りるには、準備と時間が必要
任意整理を終えても、「また借りたい」と思うタイミングは必ずやってきます。
でも、私の経験から言えるのは──
整理相手だった会社にすぐ再申し込みしても、ほぼ通らない
という厳しい現実です。
逆に言えば、
- 整理相手以外に申し込む
- 属性を整える(収入・勤続年数)
- 信用情報を確認する
- 最低5年は様子を見る
このような“戦略的なチャレンジ”をすれば、再び審査に通る可能性も見えてきます。
私の経験が、これから申し込もうとしている方の参考になれば嬉しいです。
また変化があれば、このブログで随時シェアしていきますね。

