消費者金融の無利息キャッシングとは?
最初に断っておきますが、「無利息キャッシング」と言っても、初めてお金を借りる顧客に限って、最初の一週間は無利息になりますよ、ということです。
まあ、考えてみればわかりますよね。
公的資金の生活福祉資金でさえ、保証人を立てた場合は無利息で借りられることもありますが、原則低金利であっても利息は付きますから。
ましてや、民間の金融業者で利息がつかない、なんていうことは考えられません。
それでも、新規顧客獲得のために、無利息期間を設けている消費者金融はたくさんあります。
このノーローンのように「一週間無利息で何度でも」というところや、「最初の一ヶ月間は利息が付きません」というところも。
無利息期間があるだけで返済金額は違ってくる
これって、多重債務時代は非常に助かるシステムで、たとえ最初の1ヶ月だけでも利息が付かないというのは、返済金額が相当違うのです。
例えば、1万円づつ3社に借金返済をしているとすると、その頃はグレーゾーン金利ギリギリの29%なんていう消費者金融がザラでしたから、1万円で約3,000円の利息が付くわけです。
つまり、3社で3万円の元金に対して利息を約1万円も支払っていたんですよね。
それが、一社増えて4万円借りられたのに、利息はそのままの1万円ですから、気分的にも相当違っていました。
まあ、来月には全額返済できるような状況なら良いのですが、そういうわけには行かないので、結局、次の月からは利息はしっかり付くのですが、「一息つける」ような感じです。
だけど、私がそんなささやかな「得」を実感している時に、多重債務の方たち(私もですが)の間では、「ノーローンの一週間無利息期間を何度も繰り返していると、ほとんど利息を取られないで借り続けることができる」という悪魔の囁きのような噂が飛び交っていました。
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「一週間何度借りても無利息」だけどルールはあります
要するに、「一週間無利息で何度もご利用いただけます」を逆手に取って、一週間の期間内に他の消費者金融から借り入れをする→ノーローンに全額返済する→新たに借り入れをして、また一週間の期間内に他から・・・を繰り返すわけです。
そうなると、他で借りた分に関しては正規の金利が付きますが、一週間で返すのでそんなに利息は高くはならないのです。
まあ、実際には多重債務なので、そんなに簡単に他の消費者金融から借り入れってできるのものなのか?とは思いましたが・・・
それでも、実行した人は居たのでしょう。
その後、「何度でも」という条件が厳しくなり、今は例え1週間の無利息期間内に全額返済しても、翌月以降にならないと借りられないシステムになっています。
ちなみに、ノーローンは新生銀行グループの消費者金融で、カードローンではありません。
金利は4.9%~18.0%で、50万円以下の借り入れでは、通常18%となっています。
なので、無利息期間を過ぎたら、即18%の利息が付くということを忘れないようにしなければなりません。
つまり、すぐに返せる場合は良いのですが、ある程度長く借り入れるつもりなら、利息は決して安くはないということ。
他の消費者金融もそうですが、無利息期間がある、ということだけで安易に選ぶことも無いようにしたいものです。
追記:無利息期間があるのって、消費者金融だけかと思っていたのですが、銀行カードローンにもあるんですね。
新生銀行カードローンのレイクとジャパンネット銀行のネットキャッシングです。
新生銀行カードローンは、無利息期間が商品によって異なり、初回契約日の翌日から30日間は無利息になる商品と200万円以下の借入金のうち5万円に対してだけ180日間無利息が適用になる商品があるので、少しわかりにくいかもしれません。
ジャパンネット銀行のネットキャッシングについては、初回借入日から30日間は無利息なので、消費者金融の無利息期間とほぼ同じと考えて良いでしょう。
ただし、いずれの場合も、初回申し込み時のみということになるので、2回目以降は適用されません。
「何度でも無利息で借りられる」というのは無理だということ。
とは言え、無利息期間があるだけでも、非常に助かりますよね。