「ブラックリストに載る」というと語弊がありますが、債務整理をすると信用情報に傷が付くことは確かです。
債務整理を決心する時、まず自分のことよりも家族のことを考える、という方が多いのではないでしょうか?
家族にはどれくらいの影響があるのか?ということは、最も知りたいことのひとつですよね。
その前に、債務整理を決心した時、どんな心境だったのか、振り返ってみると。
多重債務から逃れ債務整理への一歩を踏み出すと、目の前に解放感が広がっているのは事実です。
借金まみれの生活からの解放感。
債務整理をすると、その罪悪感とは裏腹に味わうことができます。
長年の重圧から解き放された時は、やはり「やっとこれで深呼吸ができる」くらいの気持ちになれました。
今まで呼吸していることすら忘れていたような、下手すると、生きている実感さえないままに、毎日を何とか過ごすことしか考えられられなかった毎日。
取り立ての電話や葉書に怯える毎日や、お金をどうしよう?と考えるだけの日々。
それを紛らわすためにも、また借金を少しでも減らすためにも、ヘトヘトになるまで頑張って働いていました。
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あの頃「楽しみ」と言えるものがあったのかどうか?
多分なかったでしょうね。
テレビでお笑い番組を見ても笑えなかったですから。
いや、テレビを見る電気代すら惜しんでいました。
楽しみどころか「平穏な気持ち」でいられる日の方が少なかった毎日。
債務整理を決心した日のことははっきりと覚えているのですが、その前の記憶がはっきりしないくらい、日々の暮らしに追われていたのだと思います。
「思い出したくない」という気持ちもどこかにあるのでしょうが・・・
債務整理した途端に、ハッと我に返るような、何かで頬を打たれたような、そんな気持ちになったのを覚えています。
ただ、そんな解放感に浸る間もなく、「これからどうしよう?」という不安もあるのは事実。
生活の不安に加えて、家族への影響も考えますよね。
「私がブラックになってしまったら、子どもにも親にも影響が出るのではないか?」ということはずーっと考えていました。
ネットで調べると、影響が出るというのは少数派でほとんどは「本人がブラックになっても家族には影響はほとんどない」ということだったので、少しホッとしました。
実際に債務整理をしてどうだったか?
今のところは影響は出ていないです。
親のクレジットカードも無事ですし、子どもも新規にカードは作れています。
確か、住宅ローンなどの審査が厳しいローンの場合には、親がブラックだと影響がでることもあるようですが。
以前も書いたことがありますが、自己破産された方の20歳そこそこのお子さんが、何の問題もなくクレジットカードを取得されています。
正社員ではなくアルバイトでしたが、大丈夫だったみたいですよ。
審査が比較的甘いと言われている流通系のクレジットカードでしたが、ブラックが影響するとしたら作れないはずですから。
全く影響が出ないと言ったら嘘になるでしょうが、普通に生活する上では問題がないと思います。
それよりも、やはり一日でも早く生活の立て直しを考えた方が良いということですね。?