私の知人が突然無職になってしまいました。
無職になってまず考えるのは、お金の心配です。
ちょっとした貯金があっても、数十万円~100万円ではすぐになくなってしまいます。
その上、無職になってすぐに急性胃腸炎を発症し、救急外来に運ばれ、結局入院することになったのです。
幸い数日で回復したので、すぐにアルバイトを探し始めたのですが 高学歴のため、逆に探すのが大変だったと聞いています。
子供が居なくて夫婦二人暮らし、奥さんもパートで働いているので、すぐにお金には困らないのですが、「とにかく入院費用だけでも稼がないと」と切羽詰まった状況でした。
しかし、持病があってもともと体力には自信が無く、力仕事が必要なバイトは不向きです。
ウーバーイーツなどの仕事を考えたそうですが、結構体力は居るし、危険を伴うこともあります。
そんな時、「ポスティングアルバイト緊急募集」のチラシを見て、「自分のペースでできるし、運動不足解消にもなるし、体力もつく」と思ったそうです。
「大した金額にはならないけれど、まずは何か始めないと」と軽い気持ちで始めたのですが…。
一時期はこのポスティングのアルバイトをしていた主婦の方も多く、子供が寝ている間にできるということで人気がありました。
実際、私も短期間ですがポスティングはしたことがあります。
でも、家の周りは坂が多いので、自転車で回ってもかなりの重労働で、ほとんど稼げませんでした。
知人の場合も、最初の提示額は「1軒5円」だったのに「3円」に下がったり、チラシの枚数が減ったり、チラシを多く入れても給料が上がらなかったり、1日数百円の日もあったそうです。
数百円じゃ、内職くらいの収入ですよね。
住んでいる場所によっては、またやり方次第でもっと稼げるようですが、やはり向き不向きもあるのでしょう。
それに、今は「郵便受けにゴミを入れるな!」「不法侵入で訴えるぞ!」と文句を言う人がたくさんいます。
庭に足を踏み入れたら不法侵入で訴えられますから。
実際に訴えられた人もいるようなので、気の毒としか言いようがありません。
もちろん、そういったトラブルがあった場合にしっかりと対応してくれる会社もありますし、見て見ぬふりをして対応してくれないこともありますので、会社選びは慎重に行った方が良いでしょう。
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素朴な疑問として、「ポスティングって、実際には入れなくてもバレないんじゃないの?」思いませんか?
それは、ポスティング後の反応率(何部配信されていたのか、何%の問い合わせがあったのか)を会社がわかるシステムになっているので、すぐにバレてしまいます。
ポスティングの仕事をしているベテランのバイトさんは、「この家には子供用の自転車があるから、塾や習い事のチラシを多めに入れようかな」と、工夫されているということ。
そこまで気を使って仕事をすれば、単価を上げることもできるんですね。
「散歩をするついでにお金を稼ぐ」なんて簡単な仕事ではありませんが、全くやりがいがないかと言われれば、そうではありません。
とにかく、仕事をせずに手をこまねいているよりも、少しでも働く意欲を持つことが大切です。
バイトと言えば、今はスマホのアプリでも簡単に探せる時代です。
スマホで気に入った仕事があれば、すぐに登録して、一日単位で働けるアプリもあります。
試しに働いてみよう、という時にも良いですよね。
仕事をしてみて、自分に合っていると思ったり、バイト先の方が「見込みがある」となれば、そのままバイトとして雇ってくれることもあるそうなので、「最初の一歩」としては悪くないと思いますよ。