ヤミ金融に手を出す前には、信頼できる金融機関かどうかを確認することが重要です。
また、利息や返済条件も明確であるかを確認することが大切であり、他の借り入れ方法や金融機関の選択肢も検討すること。
信頼できる人や専門家のアドバイスを求めることも忘れてはいけません。
これらの対策をしっかりと確認しておくことで、ヤミ金融の罠にはまらず、安心して暮らすことができるのです。
ヤミ金融から借りることの恐ろしさ
お金を借りるも地獄、借りられないのも地獄、という生活になってしまうのが多重債務です。
最初はまだ「返せる」と思っているのですが、借金は利息とともにどんどく膨れ上がるのが現実。
正規の消費者金融でお金を借りても、「返しても返しても、なかなか借金が減らない」と思うくらいですから、ましてやヤミ金融で借りた日には、恐ろしいことになるのは目に見えています。
だいぶ前のニュース記事で、年200%以上の金利で貸付業務を行っていた闇金融が摘発されたというものがありました。
貸す方も貸す方だけど、この条件で借りる人が居ることに驚愕します。
まあ、金利は知らされないで借りてしまった可能性が高いですが。
まず考えられるのは、「他の金融業者から断られた人」いわゆる「ブラック」と呼ばれる人ですね。
多重債務でも重症で、すでに数社の消費者金融から借金を重ね、街金というところからも借りてしまっている人。
となると、もうどこからもお金を借りるところはなくなってしまいます。
何度も書いていますが、ブラックになってしまうと、負の連鎖とでも言いましょうか、借金を絶つということがなかなかできず、お金が足りないと、ついまたどこかから借りてしまうことになるのです。
例えば、債務整理の手続きを初めて少し経つと、とても正規の金融業者とは思えないところから、「50万円お貸しします」なんていうDMが送られてきます。
債務整理直後は特に危ない
債務整理後は「もう二度と借金はするまい」と思っていても、お金が足りないシーンが出てきます。
これは、本当にどこかで誰かが見ているのでは?というくらい、今まで起きたことがないようなことが重なり、予定外の出費が連続することがあるのです。
家族の病気、災害、勤め先の倒産、車の事故、などなど、一生に何度も起こらないようなことが、弱り目に祟り目と言いましょうか、お金が無い時に限って次々と襲いかかることがあります。
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ただでさえ、「明日食べるものを買うお金も無い」なんていう時に、このひとつでも起こったら、もう対処できないのではないでしょうか?
それでも、どこにも頼れない。
せめてお金があればなんとかなるのに。
どこか貸してくれるところはないか?
こんな時にグッドタイミングで「ブラックでもお金をお貸しします」という金融業者が現れたら?
ついふらふらっと借りてしまう人も居るでしょう。
一度でも、こういう状況を体験した人は、借りてしまった人を笑うことなどできないのです。
公的資金を利用する方法も
冷静に考えたら、公的資金である生活福祉資金貸付制度を利用するなど、他にも方法が無いわけではないのですが、もう冷静に考えられなくなっているんですね。
そんな人間の心の隙間につけ込んだ事件なのかな?と思います。
このニュース記事の闇金融も、表向きは商品販売ということなので、騙された人も多いのかもしれません。
古ぼけた店の片隅で、密かに営業している非正規の金融業者もあるみたいで、いわゆる「口コミ」で、高金利なのにも関わらず、店を訪ねてくる人が絶えないとか。
ニーズがあるということなんですよ。
ヤミ金融も、ソフト闇金という形であったり、常にその形態を変えて営業しているということですので、お金の無い時だからこそ、十分に気をつけたいですね。