大手の消費者金融で借りられなくなると、街金と呼ばれる中小の消費者金融に頼らざるを得ない時があります。
ただ、大手と違い、「本当に信用できるのか?」という不安が伴いますので、口コミなどをとことん調べてから利用する方が良いでしょう。
本来ならば、債務整理後や多重債務に陥っている時には「借りない」のがベストなのですが、生きていると、いろいろなことがありますから。
そんな街金の中でも、比較的評判の良いところをご紹介します。
アストは、愛媛県にある消費者金融で、四国と沖縄に10店舗も本支店があります。
電話やインターネットで申し込みができますが、契約には来店が必要ですし、お金を借りる方法は現金手渡しなので、店舗に行くことが必要です。
不便な面もありますが、即日融資が可能であること、専業主婦でもお金を借りられること、審査が甘いことなどのメリットもありますので、四国・沖縄の方で大手消費者金融の審査に落ちてしまった方はチェックしてみてもよいでしょう。
金融庁の「登録貸金業者情報検索入力ページ」でアストの登録番号を検索すると、株式会社アストが出てきますので、きちんと登録された会社であることがわかります。
ただし、アストの公式サイトでは、アストを名乗る闇金業者がいると警告しています。
お金を借りるときは、必ず店舗一覧で所在地や電話番号を確認しましょう。
アストは東京都内に店舗がありませんので、「03」から始まる電話番号で連絡が来ることはありません。
ただ、実はアストは2008年に行政処分を受けたことがあるというのです。
処分の内容は、全店舗の営業を3日間と5日間停止し、業務改善命令を出すというもの。
営業停止処分が行われたということは、その時点で悪質な行為が行われたと考えることができます。
とは言え、当該商品はキャッシングなどではなく、過去10年間に大きな問題が発生していないことから、業務改善が行われたと考えることができますが、以前にはこのようなことがあったことを頭の片隅に入れておくのも悪くは無いでしょう。
アストの金融商品には
・アストローン(キャッシング)
・アストレディースローン
・自動車ローン
・個人事業者ローン
・不動産担保ローン
があり、申し込みできるのは、20歳以上の安定した収入のある方です。
具体的には、給与所得者、自営業者、個人事業主、アルバイト、パート、派遣社員など。
また、20歳以上でアルバイト収入があれば、学生の方でも申し込めます。
貸金法の総量規制により、消費者金融などの貸金業者からは、原則として年収の3分の1を超える借り入れはできません。
アストも法律を遵守して融資を行っていますので、原則として年収の3分の1を超える借り入れはできないのです。
ただ、専業主婦でもお金を貸してくれるところが、アストのメリットとなります。
収入のない専業主婦の場合になると、専業主婦の年収が0円だからといって融資をしない消費者金融会社も多くあります。
実際、アコム、プロミス、アイフル、レイクALSA、SMBCモビットなどの大手では専業主婦の申し込みはできません。
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では、なぜアストは専業主婦にも融資を行っているのでしょうか?
それは、配偶者貸付を行っているからです。
配偶者貸付は総量規制の例外で、夫婦の合計年収の3分の1までの借入が認められています。
例えば、妻の年収が0円、夫の年収が300万円の場合 夫婦ともに100万円までの借入が可能
また、妻の年収が0円、夫の年収が300万円で、すでに30万円を借りている場合 夫婦そろって70万円の借入が可能になります。
その代わり、配偶者貸付でお金を借りる場合は、一般の借入よりも必要な書類が多くなります。
アストの場合は、本人確認書類に加えて以下の2点を用意する必要があるのです。
1.夫婦の名前と関係が記載された住民票の写し。
事実婚の場合は、夫(非正規)と妻(非正規)の関係が記載された住民票の写し1通
2.配偶者の同意書(アストが書式を提供します。)
借り入れ状況に応じて収入証明書も必要
配偶者の同意書も必要なので、夫に内緒でお金を借りることはできませんが、イザという時には使える消費者金融と言えるでしょう。