唐突に「30万円」という数字を出しましたが、そのくらいあれば、1,2ヶ月はなんとか生きていける金額ではあります。
30万円というと平均的なサラリーマンのお給料位でしょうか?
多重債務生活を長く続けていた私にとっては、これだけあれば当座はなんとかなりそうな金額、だということ。
でも、すぐに30万円作るとなると?
考えあぐねてしまいますよね。
多重債務や債務整理後の生活について書いていますが、今はそうじゃなくても厳しい時代。
これからあつーい夏が始まろうとしていますが、日本全体がまさに冬の時代のまま動けない感じがします。
コロナの経済的な打撃に加えて、度重なる地震や自然災害の被害は、日本中に及んでいて、小松左京さんの「日本沈没」がリアルになってしまうような気さえするのです。
冬のボーナスが出なかった、なんていう話を去年の暮れはあちこちで聞きました。
私の知り合いも、突然ボーナスが出ないと言われ、住宅ローンの支払いに困ったそうです。
今年の夏だって、いつもの半分くらいしか出ないのではないか?と言われているそうです。
住宅ローンって、ボーナスが出る会社に勤めていれば、ボーナス払いを設定しますからね。
たいていは、十数万から数十万というところではないでしょうか?
通常は銀行口座から自動引き落としになるはず。
だけど、入るはずのボーナスが入らない。
どうしよう?ということになります。
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「住宅ローンを支払うために、借金をするはめになったよ」なんて、冗談半分で言われても笑えませんよね。
多分、そんな方も多いのではないでしょうか?
そんな中、「今すぐに30万円作る方法はありますか?」という質問がありました。
うーーん、今すぐに2,3万円ならなんとかなるでしょうが、30万円というのは厳しいですね。
私の方が聞きたいくらいです。
だけど、そんな気持ちになりたくもなる気持ちもわかります。
私も、ちょうど多重債務時代に、自営の仕事上、すぐに10万円を用意しなければならなくなり、とても困った覚えがあります。
困ったというよりも途方に暮れたという言葉の方が合っているかな?
それも明日までに作らないと、取引先の方に多大な迷惑をかけることに。
手持ちのものをリサイクルショップに持って行きましたが、やっと数万円になっただけでした。
それでも、若い頃に買ったブランド品のバッグが、今は廃盤で貴重だったために、思いがけず高い値段で買い取ってもらったのはラッキーでした。
それでもまだ数万円足りません。
仕方なく、その時アルバイトしていた先の上司にお金を借りたのですが、そのくらいしか思いつかなかったですね。
今考えてみると、そんな状況でもまだお金を借りるという選択肢しか思いつかない自分が情けないのですが・・・
もちろん、そのお金は、真っ先に返しました。
「今すぐに30万」ということでなければ、オークションやリサイクルショップで手持ちの物を現金に替え、そのお金を増やすということも考えられます。
世の中そんなに甘くないので、スムーズに増えていくわけではないですが、やり方さえ間違えなければ、数ヶ月後に30万まで増やすのは可能です。
私もまだきちんと出来ているわけではありませんが、まずは「お金を借りる」という考えから「お金を作る」という気持ちにシフトを切り替えなければ、生活の立て直しは難しいと言えるでしょう。