「債務整理中のローンでの買い物はできない」というのは、皆さんわかっていると思います。
だけど、実際にはローン審査に受かっている方もいらっしゃるんですよね。
ある会社のサラリーマンと同僚の会話です。
A: ねえ、任意整理中だけど、車が欲しいんだよね。でも、ローン審査に通らないんじゃないかな。
B: 実はね、任意整理中でも車のローン審査に受かることができることがあるんだよ。
A: えっ、本当?どうして?
B: 金融機関が信用情報だけでなく、個人の状況や返済能力を見てくれるからだよ。収入が安定していて、任意整理の理由がはっきりしているなら、チャンスがあるかもしれないよ。
A: そうなんだ。じゃあ、どうやって申し込めばいいの?
B: まずは金融機関の審査基準や条件を調べてみることだね。それから、返済計画や担保の有無などを考えておくことも大事だよ。
A: なるほど。ありがとう。夢の車を買えるかもしれないね。
B: うん。頑張ってね。😊
「ローン審査って一体どうなってるんだ?」と言いたいところですが、どの世界にも何かしらのカラクリはあるわけです。
特に車のローンは、クレジットカードのショッピング枠を獲得するよりも、金額が高いだけに敷居は高そうですが、クレジットカードの審査に落ちたにも関わらず、車のローンに受かったというケースもあるんです。
うーん、一筋縄では行かないローン審査ですが、やはり、審査を受ける方の属性と申請のタイミング、それに審査基準に合っているかどうか?が重要なんでしょう。
任意整理中の男性の話です。
任意整理の手続きを終え、現在も残債を返済中ですが、どうしても仕事で使うための車のローンを組む必要があるとのことです。
仕事で使う以上、ある程度のクオリティを満たす車が必要で、それを現金で買うのは難しいです。
彼は「車は必須」と考え、任意整理の際に車のローンは含めなかったそうです。
現在もローンの支払い中で、もうすぐ完済する予定です。
この状態でローン審査を通過することはできるのでしょうか?
普通に考えて、Noですよね。私もそう思いました。
しかし、大方の予想を裏切り、審査に通ったのです。
この男性は年収が500万円以上ありますが、勤続年数が短く、転職後数年しか経っていません。それでも、引く手あまたの技術を持つ職業に就いています。
また、持ち家であることも影響しているかもしれません。
さらに、新車のキャンペーン中にディーラーローンに申し込んだことも一因かもしれません。
債務整理中でも、過去に滞納したことがなかったことが高評価につながったのでしょう。
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とにかく、無事にローン審査に通り、残債完済後には、なんとカードローンの審査にも通ったとか。
多分、この男性の場合は、すべてが良い方向に行った結果とラッキーなことが重なっての合格ということなんだと思います。
ただ、司法書士の方によると、「債務整理中でもローン審査に受かるケースは時々ある」ということなので、まんざら嘘でも無さそうです。
とは言え、どこのディーラーでも、信用情報よりも属性を重要視するか?と言われればそんなことは無く、「信用情報に事故情報が載っていれば、他の欄は見ないでローン申請を却下する」という信販会社も多いのは確か。
専門家の意見も、「受かる」「いや受からない」と真っ二つに分かれるくらい、混沌としているのです。
まあ、「すべては、信販会社の判断に委ねるしか無い」ということですね。
言えるのは、私のようにごく普通の収入で個人情報に事故歴がある場合は、債務整理中のローン審査にはほぼ確実に受からないということ。
「実際に受かっている人が居るから」という淡い期待だけで、闇雲にローン審査を申し込んでしまうと、二重三重に信用情報を汚してしまうことになり、下手したら一生ローンが組めない身になってしまうかもしれません。
できれば、「喪明け後5年から7年待って、クレジットカードやローン審査を申し込む」ということは、守りたいですね。