債務整理中のクレジットカード申請については、「見事に撃沈してしまいました!」ということが多く、「まず受からないでしょう」という認識ですよね。
私もそう思っていましたが、ここに来て、チラホラと「任意整理中だけど楽天カードに受かりました」なんていう話を聞くんですよ。
とは言え、一概には言えなくて、「年収500万円で、任意整理だけど完済後3年で申し込んだにも関わらず、申し込んですぐに審査落ちの通知が来ました。」なんていう場合も。
この方、アメックスのカードには受かっているということなので、「審査が甘いというのは、噂だけなのか?」と思ってしまいます。
そしたら、「年収300万円の契約社員で任意整理してから1年。今はまだ債権者への支払いをしている途中です。」という男性が、「落ちるの覚悟」で楽天カードに申し込んでみたら、見事に審査通過した、という体験談がありました。
まあ、本来なら、まだ個人信用情報に事故歴がある時点での、クレジットカード申し込みは、自分で自分の首を絞めるだけなので、止めておいた方が良いのですが。
この男性の場合、たまたま楽天カードの入会者募集キャンペーン中に申し込み、キャッシング枠はゼロで申込んだそうです。
しかも、在宅確認の電話も無かったということですから、「あっけなく審査に通過してしまいびっくりしている」と感じるのもわかります。
さすがに、ショッピング枠は10万円ほどしか付いていなかったということですが、債務整理中にカードが持てただけでも奇跡ではないか?と。
ただ、調べてみると、「債務整理の中でも、任意整理については、審査においても考慮されることが多い」ということ。
任意整理というのは、平たく言えば「負債のある中から自分が選んだ借金のみを整理する方法」なので、他の債務整理とは扱いが違う場合があるようなのです。
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だから、クレジットカードだけでなく、車のローンについても、「現在返済中の支払いが滞っていなければ、任意整理中でも審査に受かるケースはある」という意見があるほど。
今回は、楽天カードを例に取りましたが、他のカードでも同じようなことが言えるようです。
だからと言って、「任意整理だから大丈夫」とばかりに、片っ端からクレジットカードの審査に申し込むのは無謀そのものです。
「運が良ければ大丈夫なこともある」程度に留めておいたほうが良いでしょう。
通常、クレジットカードやローンの審査では、個人信用情報は必ず参照しますから、事故情報があれば、その場で申し込みを却下されるのは当たり前なわけです。
唯一、審査に通る可能性があるローン審査としては、携帯電話の契約が挙げられます。
どうしてか?というと、携帯各社では、「携帯料金滞納や踏み倒し」が無いがどうかを最重要視するからです。
それほど、携帯電話の滞納や、料金に関するトラブルが多く発生しているということですね。
「じゃあ、ブラックでも大丈夫?」と聞かれれば、No.と言わざるをえないのですが、場合によってはOKのこともある、みたいですよ。
携帯電話については、今は格安スマホも盛んで、中には「デビットカードでも契約できる」会社もあるので、心配な場合はそういった会社で契約した方が良いでしょう。