任意整理中に返済ができなくなったら?ということは、債務整理でどの方法を選ぶか?という時にもっとも考えなければならないことです。
いくら返済額が少なくなったとしても、原則として3年以内に残債を返さなくてはならないので、結構苦しいのは確かなのです。
私も、自己破産だけはどうしても避けたかったので、任意整理を選んだのですが、副業が上手くいかなかったら返せなかったと思います。
もともと収入がが少なくて借金をした場合、「借りたお金は返すのが当たり前」と思ってはいても、なかなか思うようにはいかないものです。
例えば、月々のお給料が20万円そこそこしか無かった場合。
家賃や光熱費、税金などを引くと10万円ちょっとしか残らないでしょう。
そうなると、1家4人で暮らしていくのは困難な場合が多いです。
「お金が無いのに贅沢するからだ」と思いますか?
相当切り詰めたとしても、ギリギリの生活と言うところだと思います。
たとえ子供がまだ義務教育の年代であっても、給食費や教材費など、学校関連のお金だけでも結構かかります。
それに、食べ盛りなのに、毎回貧しい食事だけでは、成長しないばかりか健康を害してしまいます。
そこへ借金の返済が月5万とかになったら?
生活はすぐに破綻してしまうのです。
それでもお金を借りてしまうのは、「臨時収入があればなんとかなる」という気持ちや「来月頑張れば」という気持ち。
それは決して嘘ではないのです。
実際に、アルバイトを掛け持ちしたこともありましたが、体を壊してしまい長続きししなかった、ということはありますが。
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私なんて、「宝くじにでも当選すれば何とかすべての借金が返せる」と半ば本気で思っていましたから。
宝くじで一攫千金した人は居る?クッキー缶から5億円出てきた話
要するに「今はダメだけど、なんとかなる」と思い込んでしまうのです。
確かに、「借金が雪だるま式に膨れ上がって、もうこれ以上生きていけない」と思った状態から、一発逆転で起き上がり小法師のように立て直す人も居ます。
だから、「なんとかなる」と思うことは決して悪いことではないのですが、私も含めて「多重債務」になってしまうと「とにかく先延ばし」という考えに陥ってしまうことが危険なのです。
最初の話題に戻りますが、任意整理中に失業してしまったらどうしますか?
ただでさえ生活が厳しいのに、残債を返していくのは困難になりますよね。
債務整理をしてブラックになっていますから、もうどこからもお金は借りられません。
止むを得ない理由の場合は、支払期間の延長を申し出ることができますが、認められるかどうかの判断は結構厳しいということです。
となると、最終的には自己破産に変更するということになります。
任意整理中なのに破産できるの?
結果、今まで一生懸命返してきたお金は無駄になりますので、やはり債務整理を依頼する時には「もしも支払えなくなったら?」ということを、十分に考えなければいけませんね。
そして、任意整理途中であっても「支払い続けるのは無理」と判断すれば、自己破産に切り替えるかどうかを、早めに弁護士さんに相談することをおすすめします。