債務整理しても借金が全部無くなるわけではない?

債務整理体験談

多重債務時代は、「お金をどうして捻出したらいいのか?」と言うことばかり考えていました。
ひと月いくらの借金返済があるということよりも、「何日に○○社の返済がある」という認識しかなかったと思います。

だから、その借金返済日まで何とかしなければ・・・と。
寝ながら「借金取りが家まで押しかけている」夢を見て、うなされたことも二度や三度ではありません。

寝ながらも借金に怯える

だけど、「自己破産」だけはしたくなかったんです。
そのうち、ご飯も食べられなくなり、完全に借金から来るうつ病に。
こうなると、もう何も考えられません。

最後の手段ということで、泣く泣く債務整理をすることにしましたが・・・
やはり「自己破産」しか手はないと言われ落胆。

それでも、ネットでの収入が少しづつはあがってきていたので、「任意整理」ということで何とか頼み込みました。

任意整理だと借金は残るのですが、「少しでも返したい」という気持がありましたから。
ただ、普通は3年、最長でも5年以内で完済しなければならないので、最初に想像していたよりも厳しいものでした。

途中で、「このまま返せなくなったら、自己破産としい選択肢もあるのだろうか?」と思ったほど。
実際、任意整理中に自己破産に移行される方も少なくないみたいですから。

だから、「借金をすべて無くしたい」と思ったら自己破産するしかないです。

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自己破産しても、何もかもが終わりになるわけではないので、「残債を支払っていく自信がない」という場合は、最初から選択された方がよいと思います。

昔ほど悲惨な状況はないです。

ただ、免責が降りても、7年から10年はクレジットカードの契約やローンは組めないと言われていますし、社会的制裁はその他の債務整理よりも厳しいと思われますから、覚悟は必要になりますね。

とにかく、最終的に目標にしたいのは「いかにして生活を建て直すか?」ですから、その時の生活状況に合わせて選択すべきです。

それと、ギャンブルなどで借金をした場合は、自己破産で免責がおりないことが多いので、任意整理などを選ぶ必要があるでしょう。

また、債務整理前に過払い請求を行えば、残債がかなり減ったり、うまくすれば差し引きゼロかプラスになって返ってくることも。

グレーゾーン金利廃止以前に、高金利で主に消費者金融から借り入れをしていた方は、かなり払いすぎている可能性が高いので、もしかしたら借金が無くなるかもしれません。

そのことについては、債務整理の相談をされる時に一緒にすると良いでしょう。
ただし、過払い請求する会社によっては、すんなり行かないこともあるようです。

ケースバイケースということですね。