ブラックでもお金が借りられる金融業者はある?
世の中には、いやネットには「ブラックでも作れたクレジットカード」や「ブラックでも貸してくれる金融業者」に関する都市伝説ともいうべき情報があちこちで流れています。
よくあるのが「自己破産直後でもここでお金が借りられました」という実例記事。
中には信憑性のあるものもあるのかもしれませんが、ひどいものになると、実態の無い消費者金融がクローズアップされていたり。
例えば、「30代会社員。2ヶ月前に自己破産の免責が降りたばかりですが、どうしてもお金が必要なことがあり、困っていました。だけど、ここで借りられました。」という文章とともに名の知れない金融業者の名前があります。
クリックしてみると、また同じような記事が書かれたサイトに飛ばされ、同じ金融業者の名前が。
そこをクリックしても、また別のサイトに飛ばされるだけ。
もしかしたら、バブル華やかなりし頃には実在していた小さな消費者金融だったのかもしれませんが、それなら「このページは存在しません」というメッセージが出たりするのでは?と思います。
明らかにたらい回しされている感じでした。
ネット上の「ブラックでも借りられる」という情報は嘘?
いや、それよりももっとひどいのが、明らかに闇金融と思しき金融業者を薦めているところもあります。
あとは、ある外資系の銀行発行のクレジットカードなら、いわゆる喪明け前でも発行してくれますよ、といった情報だったり。
どれもこれも、債務整理後の人たちにとっては、喉から手が出るほど欲しい情報なので、どうしても信じてしまうんですよね。
特に、誰もが知っているようなクレジットカードを自己破産後数年で作れたなんていう話は、作り事とは思えませんでした。
もしかしたら、作れるのかもしれないと思ってしまいます。
しかも、一枚だけでなく、数枚作れたという人の話まで。
この手の話は、どこまで信じられるのか?なのですが、「本当かもしれないけど真似しないほうが良い」という気持ちで居た方が良いでしょう。
というのは、債務整理後数ヶ月から数年で奇跡的にクレジットカードが作れたとしても、利用中にブラックであることが発覚することもある、ということ。
今は、与信も厳しくなっていますが、クレジットカード利用中にもあるということ。
それはそうですよね。
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クレジットカードの審査は年々厳しくなっている
クレジットカード会社は現金を立て替えてくれるのですから、顧客の情報には常に目を光らせていてもおかしくありません。
万が一、利用中にブラックであることがバレれば、カードは当然取り上げられその会社のクレジットカード審査には二度と通らないでしょう。
そればかりか、悪質であると判断されれば、事故情報を他の金融機関に共有されることもあるのです。
そうなると、四面楚歌もいいところで、最悪、5年の喪が明けてからも、もうどこからも相手にされないなんていうことにもなりかねません。
結局、焦っては何も良いことがない、ということですね。
債務整理後すぐにお金を借りられたとかクレジットカードが作れたという情報は、明るい話題として読む程度に止めておいたほうが間違いはないでしょう。