健康保険料を払わなくてもよくなる裏技なんて無い?
「国民健康保険料を支払わなくて済む裏技」というタイトルの記事を見つけたので読んでみたのですが・・・
そこには、法律に違反するような、まるで極悪クレーマーのような方法だったり、夜逃げを何度もして逃げ惑うような内容だったりでびっくりしました。
「決して良い子は真似をしないように」というようなことです。
まあ、国民の義務とも言うべき国民健康保険料を支払わなくて済む、という時点でおかしい話なんですが。
それでも、自営業やフリーランスで仕事をしている身としては、国民健康保険料の高さは「何とかならないか?」というレベルなのはわかっています。
多分、今会社勤めをされていて、将来フリーとして活躍したいと考えている方にとっても、税金の高さ、とりわけ国民健康保険料の高さも大きな壁となるはずです。
特に、債務整理後、借金は無くなったはずなのに滞納分の税金に苦しめられることになる人は数知れず。
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国民健康保険料を滞納する人は年々増えている
私もその1人ですが、払っても払ってもなかなか減らないのです。
多重債務時代は、払っても払ってもなかなか減らない借金と格闘し、その後は税金と格闘する、という。
まあ、いつも書いているように全ては自分が巻いた種、自業自得なのですが・・・
こんなニュースが少し前に報道されていました。
国民健康保険料滞納増加で、崩壊寸前だということ。
なんと、東京都では5世帯に1世帯の割合で滞納しているという事実。
実際に差し押さえされた世帯は19万件以上にも及び、合計で700億円にもなるということ。
いやー、びっくりしましたね。
なんて、他人ごとのように言っている場合ではないですね。
今はもうちょっと改善されているのかもしれませんが、これままでは、国民健康保険制度が崩壊するというのも、あながちオーバーではないような気がします。
崩壊するとどうなるか?
社会保険に加入できない人たちは、原則すべての医療費が自己負担になるのです。
風邪くらいでお医者さんにかかる分にはまだ払えるでしょうが、現在3割負担の人が10割になると、恐ろしい負担額になってしまいます。
「病気にならなきゃいいじゃん」と思うでしょうが、今や自己管理だけでは病気は防ぎきれない時代。
デング熱やデボラ出血熱もそうですが、海外からもっと恐ろしい病気がいつ日本にやってくるかわかりません。
※なんて書いていたら、ついに「○ロナ」がやってきましたね!
また、年齢と共にどこかにガタが来るのは必須だし、病気じゃなくて事故で怪我することだって。
国民健康保険料が払えない時は減免制度もある
「わかってるけど、実際問題収入が少なくて国民健康保険料が払えないのよ」という声が聞こえてきそそうですが、その場合には減免制度もあります。
支払いも、交渉次第では分納にも応じてもらえるので、少しでも早く市役所に相談に行く、ということしか取る手立てはないでしょう。
実際に減額措置を受けた方の声も聞きましたが、簡単な書類を提出するだけで、かなり少なくなったそうです。
もちろん、収入金額にもよりますが、「支払えない」と悩んでいるうちに、どんどん金額が大きくなり、督促状を無視し続ければ悪質とみなされ、差し押さえされるのも時間の問題です。
今は市役所も滞納者に対する取り立て部分だけを、業者に委託しているところも増えています。
今後は取り立ても厳しくなるということですね。
ただでさえ、税金の延滞金はどんどん増えていくので、支払金額は想像以上に高くなりますから、そうなる前に、まずは市役所に出向いて、相談することが大切です。