国民健康保険料滞納の督促手続きを詳しく解説!滞納処分に注意

債務整理体験談
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国民健康保険料が高いという話題は再三書いていますが、そのことについて声が上がることは少ないような気がします。
多分、パート勤めの方も含めて、社会保険に加入している方のほうが多いからでしょう。
しかも、国民健康保険に加入しているのは、年金暮らしの方かアルバイトやパート勤務などの非正規雇用者の方が大半で、儲かっている自営業者はごく少数派だと思います。

だとしたら、声を上げる術もなく、ただただ日々の生活に追われ、気がついたら国民健康保険料も滞納していたというケースが多いのではないでしょうか?
あっ、多重債務で借金返済に追われ、国民健康保険料が支払えない場合は、私も含めて自業自得のケースもありますからね。
この国民健康保険料の不払いがものすごく増えているということ。
不況で収入が上がらず、それでも月に数万円の負担があるという場合、どうしても支払いが滞ってしまいます。
中には、消費者金融から借り入れをしてまで税金の支払いにあてる方も居るのですが、結局は自分で自分の首を締めているだけ。
私も同じようなことをしていましたけどね。
ならばどうしたらいいのか?
まず、国民健康保険料を滞納したらどうなるのか?
以前こちらのブログでも書いていますが、もう一度まとめてみます。
◯最初の納期限を20日以上過ぎると督促状が送付される。
◯督促状に書かれている納期限を10日以上過ぎたら、催告書が送られてくる。
◯それでも支払わないと、差し押さえを受ける可能性が大になる。
ざーっとこんな感じです。
差し押さえに関してだけ書いたのですが、国民健康保険料は保険証を発行してくれるためというのが私達にとっては一番重要です。
保険証がないとお医者さんにかかれませんから。
「健康だから大丈夫」と思っていても、一生のうちにまったくお医者さんにかからない人はほとんど居ないでしょう。

 

健康な人でも保険証が無いと悲惨なことになる
手遅れになるケースもあるのです。
お年寄りや小さいお子さんがいる世帯では、もっと深刻なことになります。
保険証に関して言えば、催告書が来ている時点で、次の保険証は発行されませんから、少しでも支払って月単位の保険証を出してもらうしかありません。
月単位の短期保険証を出してもらえない場合は、白い「資格証明書」というものが発行され、病院に行った際には全額自己負担となり、7割は後日払い戻ししてくれるということになります。
一見「もともと3割負担だから同じでは?」と思いますが、払い戻し金額と滞納分の金額を相殺されることが多いので、そんな悠長なことは言ってられませんね。
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結局は、督促状や催告書が来たら、あるいは来る前の方が良いのですが、なるべく早く市役所の市税収納課に出向いて相談することです。
「現在支払えないこと」を真摯に伝えれば、分納措置をしてくれることがほとんどです。

 

ネットで調べても「月々5,000円の分割払いに対応してもらえた」という体験談をよく見かけますから。(最近は、2年以内で完済できる金額以上と言われることも多い)
ただし、さっきも書いたように、今は国民健康保険料を滞納している世帯がものすごく増えているため、従来のような柔軟な対応は難しくなっています。
「今、これだけしか支払えない」ということを指し示す書類の提出が必要な場合も。
その辺は、住んでいる地方自治体や係の方の判断によってかなり違ってくると思われます。
で、万が一差し押さえになるとしても、いきなりすぐにということは無いでしょう。

 

国保の催告書は借金の差し押さえより怖い?
事前に資産調査が行われますので、自宅にも調査に来られます。

 

実際に、うちにも調査に来られたことがありますが、その時は、あまりのボロ家を見て「何も無いですね」とすぐに帰って行かれました。
ただ、「何も無いから大丈夫」とたかをくくっていると、預貯金や不動産、自動車や勤務先の給与支払い状況まで調べられますので(その権限がある)、実際に差し押さえられてから慌てることになりますよ。
本当に支払えないのなら、預貯金もそう無いのが当たり前でしょうが、どうしても支払わなければいけないお金を銀行にあずけてしたとしたら?取り返しの付かないことになりますから。