JUGEMテーマ:借金返済
彼に夜逃げされた体験談
夜逃げしている彼がいました。
話を聞くとギャンブルにハマってしまい、何度も消費者金融から借り入れを繰り返した挙げ句、借金が数百万円にものぼり、返せなくなってしまったとか。
部屋に行って何度か声を掛けてみたんだけど、電気が点いて中に居る筈なのに返事も無く、シーンと静まり返っていました。
実は、私も彼には、何度となくお金を貸していたのです。
「すぐに返すから」と言われて、数千円、時には数万円を渡しましたが、ほとんど返ってきませんでした。
まあ、返ってこないことは薄々わかっていたので、許すつもりですけどね。
「夜逃げなんかしても、借金からは逃げられないのになぁ」と、逆に心配までしてしまっている自分が居ます。
そもそも、夜逃げという方法を選ぶのはあまりにもリスクが高すぎます。
よく、生活保護の入居者が失踪し、アパート経営者は苦労しているという話を聞きますので、大家さんや不動産業側でも、夜逃げに関しては、とことん追い詰めるというとこも増えていますから。
逃げた先で、自分で物件を探すのはとても大変な作業ですし、物件を探すことで、素性が割れてしまうこともあります。
就職先を探すことはもっと大変で、偽名で雇ってくれるところなんて、危ない仕事くらいしか無いでしょう。
定職に就くこともままならず、日雇いの仕事を転々とするなんて、もう犯罪者そのものですから。
夜逃げのデメリット
それでも、借金を抱えてどうしようもなく、夜逃げを考える方もいるかもしれません。
そこで頼りになるのが夜逃げ屋なんですが、夜逃げ屋は、あらゆる手段を使って、なんとか無事に引っ越せるようにしてくれるでしょう。
知ってました?
昔は、夜逃げっていうと「夜中に人知れず引っ越す」イメージがありましたが、今は、真っ昼間が多いようです。
住宅街だと、昼間は人があまり居ないし、他人のことにはあまり干渉しないことから、堂々と引っ越しした方が、かえって目立たないという考えからでしょう。
それでも、なるべく持っていく物は最小限にし、短時間でササッと済ませるなど、細心の注意は払います。
夜逃げと言いながらも、実は「昼逃げ」だったわけですね。
典型的な夜逃げのパターンでは、現在、日本には空き家も多く存在するので、文字通り夜中に家財道具を、近所の空き家に運び込んでしまうケースもあります。
この方法だって、空き家の持ち主が気がついてしまえば、すべてが終わり、となってしまうのです。
夜逃げを考える方には、夜逃げに頼らない借金対策を考えられている弁護士や司法書士が増えていますから、債務整理することで、道が開けることも、頭に入れておきましょう。
夜逃げで借金は無くなる?
夜逃げで借金から免れることができないのです。
なぜならば、債権者不在でも、民事裁判を起こして借金の取り立てをしてくるからです。
他に任意整理、個人に関するあらゆる情報がマイナンバーに紐づけされるので、逃げてもすべてお見通しということも。
夜逃げで借金が逃れるには、時効の成立を待って、一生隠れて生活するしかなくなります。
時効を中断する方法はいくつもあるのです。
相手の居所がわからないときは、換価して借金を整理することができます。
現在はネットの普及もあり、時効の中断をすることは、容易いことと思ったほうが良いでしょう。
誰にも言わないで引っ越しても、それで借金がなくなるなど思わない方が身のためです。
借金を抱えて身動きが取れなくなってしまったら、「このままどこかに逃げられたら?」と思ってしまうのはとてもよくわかりますが、借金から逃げるよりも、向き合う方が、数倍将来のためになる、ということだけは言えると思いますよ。