ジャンボ宝くじの当選者発表があるたびに、「1億円当たった人はさぞや嬉しいだろう」という思っても、実際に当たった人の気持になって考えることはまず無いです。
だって、宝くじに当たったことが無いから。
確かに、当選したら「ヤッタ~!バンザイ!」という気持ちになるでしょうが、次の瞬間に怖くなり、「どうしたらいいのか?」と不安になったりもします。
宝くじに高額当選した人だけがもらえる「その日から読む本」とは?
それに、当たったことがわかったとしても、すぐに換金できないことも多いのです。
5万円以上の当せん金の場合、平日に銀行で換金しなければならないので、当選確認した日が土曜日だったら?連休だったら?と考えると、ハラハラ・ドキドキの体験談もあるはず。
と思って調べたら、「長年買い続けていた宝くじに、20年目でついに1等1億円の当選を果たしたサキコさんの話」を見つけました。
やっぱり、実際に換金するまでは、もう心ここにあらずの状態になるのでしょうね。
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「サキコさんは、ある会社の事務職をしているベテラン社員さん。
お給料をもらっても、派手にお金を使うことは無く、友達と時々小旅行に出かけたり、ランチをたまーに豪華にしたりするくらい。
その代わり、年に一度の年末ジャンボ宝くじを買う時は、バラで10組3万円の出費は惜しみませんでした。
それでも、「なかなか当たらないなー。今年買ったら最後にするか」と挑んだ時に、まるで神様からのプレゼントのように、1等1億円に当選したのです。
サキコさんの場合、あらかじめ当選番号を確かめることはしないで、売り場で確認してもらうのが習慣だったので、今回も売り場の女性に調べてもらったところ、見事「大当たり!」となったわけです。
びっくりしたのは、サキコさんだけでなく、売り場の女性も同じで、「高額当選されています」という言葉が震えていたとか。
サキコさんも、膝がガクガクで、その場に立ってられなくなったほどの驚きだったそうです。
とにもかくにも、換金する手順を売り場の女性に確認して、高額当選したくじを、しっかりバッグにしまい込み、抱えるようにして家に帰った、ということ。
「とにかく落ち着かないと」と水を飲んで一息ついたのですが、その日は土曜日で、あいにく翌月曜日は祭日で連休だったので、火曜日まで「当たりくじ」を大事にとって置かなければなりません。
今までは、一人でいることが好きで、家族が外出したら一人になれると喜んでいたサキコさんですが、夫が出張中だったことを、心底恨んだ1日でした。
「連休だし旦那も留守だから、たまには友達を誘って飲みにでも行くか?」という気持ちも全く失せて、「家のどこに隠しておくのか一番いいか?」をキョロキョロ探し回っていました。
「冷蔵庫?額の裏?いやいや、今どきへそくりだって、そんなところに隠す人は居ないわ」と、なかなか隠し場所も見つからず。
夜なんて、一睡もできず、外出するなんて考えられないので、何かに追われている逃亡犯のように、物音もあまり立てないように引きこもっていた、ということ。
『火曜日までの3日間が、今まで生きてきた中で一番長く感じました』と、リアルな独白。
宝くじの券って、当選しなければただの紙切れだけど、高額当選した途端に、大金と交換できるありがたい紙になるのですから、換金するまでは落ち着かない日々が続くのは当たり前なんですね。
で、戸締まりも何度も確認しながら2日を過ごした月曜に、やっと旦那さんが出張から帰宅。
暗い部屋の中で、オロオロしながら旦那さんを迎えたサキコさんに、異変を感じた旦那さんは、「何があった?」と悪い方に勘違いしてしまうほどだったんです。
ようやく安心したサキコさんから、「宝くじ1億円当選」の話を聞かされた旦那さんも、相当驚いたでしょうね。
ただ、この時は、すっかり何か悪いことが起きたのではないか?と思い込んでいたので、ホッとしたというのが一番だったようです。
翌日、無事に銀行に着き、換金手続きを済ませたのですが、なんだか「見られている」ような気がしてなりませんでした。
「早く換金したい」と気持ちが焦ったので近所のみずほ銀行に行ってしまったので、たまたま知り合いが、応接室に通されている二人を見ていたのです。」
以前も、宝くじの高額当選者の話で、「当選金を換金しているところを誰かに見られてしまい、周りの人にバレてしまった!という話がありました。
宝くじの引き換え場所は、当選金額によって異なります。
○10,000円以下の場合 宝くじ売り場、みずほ銀行本店・支店
○10,000円以上の場合5万円マークのある宝くじ売り場(5万円まで受け取ることができます)、みずほ銀行本・支店
○500,000円以上みずほ銀行本店・支店のみ
みずほ銀行での当日の受け取りは100万円までとなるので、100万円以上の場合は後日振り込みまたはお渡しとなり、応接室で受け取り方法の説明を受けます。
そのため、みずほ銀行の応接室に案内されている人を見ただけで、「あの人はきっと高額当選者に違いない!」と思う人が居ても不思議ではなく、しかも知っている人ならなおさら。
「○○さん、宝くじに当たったみたいよ」なんて、おしゃべりな人なら言いふらすかもしれません。
幸い、サチコさんご夫婦を見かけた人は、そこまで噂好きではなかったので、夫に言っただけでしたが、こういうことは、広まるのが早いですからね。
そのような事態を防ぐためにも、できるだけ遠くのみずほ銀行本支店に行って換金しましょう。
また、知り合いに見つかって、噂を流された人の中には、「みずほ銀行が高額当選者の情報を漏らしているのではないか」と思ってしまうかもしれませんが、銀行が高額当選者をばらすことはありません。
銀行は守秘義務の厳守を徹底されている職業ですし、守秘義務の厳守を破った時点で懲戒解雇されます。
だいたい、そこまでの危険を冒して、個人情報を流す理由も無いですから。
宝くじが当たったとばれる理由は、やはり自分自身に原因があると考えられますので、慎重に行動することが大切です。
まあ、そもそも「宝くじに高額当選する」という夢にまだ到達してないわけで、当たった後の心配をするのは、まだ早いんですけどね。