自動車税滞納の注意点と差し押さえ回避のための対応策

借金をまとめるための賢い方法

そろそろ自動車税の納付書が送られてくる時期ですね。

 

「特別定額給付金の10万円は、なかなかくれなかったのに、税金だけはしっかり取る。」と、思っている人も居るでしょう。

 

私がそう思ってます。

 

「まるで、年貢の取り立てのようだ」とまで言われる税金ですが、どんな事情があったとしても、例え自己破産して一文無しになったところで、税金は支払わなければならないもの。

 

だけど、まだまだ「お金の困っている人」は増えているのが現状です。

 

今までは、コロナで収入が減った場合の暫定措置もありましたが、今年は「5類に移行」されるので、それも無くなってしまうのでしょうね。
自動車税が払えずお手上げ状態に

私も、毎年、この時期のまとまった出費には頭を痛めていました。

 

多重債務時代や債務整理直後はもっと悲惨でしたね。

ブラックでも借りられる車のローンのところでも書いたのですが、債務整理後は車を持つこと自体厳しくなります。

「そんなこと、当たり前だろ、借金を踏み倒したんだから」と言われそうですが、車を持つことが生活の一部であったり無いと仕事にならないケースもあり得るのです。

私の場合だと、住んでいるところが鉄道やバスその他の交通機関がほとんど機能していないような場所なので、とこに行くのにも自動車やバイクは必需品。

近所のスーパーに買い物に行くのにも、片道車で1時間弱もかかかるのですから。

求人広告にも、通勤するのに「車所有が条件」なんていうところもあったりします。

そんな場所で、車が使えなくなったら、生活することが困難になってしまうのです。

だけど、車を所有するということは、諸費用も結構かかるということ。

ガソリン代はなんとか勤め先から出してもらえても、任意保険代、車検費用、自動車税、修理費と、年間かかる費用はかなりの金額になってきます。

債務整理後の生活するのがやっと、という時期にはこういった出費もとにかく捻出するのが大変になってくるのです。

この中で一番お金がかかるのが、車検ですよね。

2年に一度とは言え、普通車だと10万円近くかかってしまいます。

普通にクレジットカードを所有していれば、分割払いにもできるのですが、車検ローンすら利用できません。

わかっていることなので、月々苦しい生活の中で、少しでも貯金をするのですが、生活費が足りない時に使ってしまう日々。

そんな時に、とどめを刺すように自動車税の納付書が送られてきました。

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さすがに、最近はきちんと支払えるようになったのですが、債務整理直後は滞納することも多かったですね。

普通車で4万円くらいなのですが、すぐには支払えないもどかしさ。

最初の督促状が来た時に支払えればまだ良いのですが、そのまま滞納を続けていると、そのうち封筒

自体が赤色のドキッとするような封書が送られてきます。

 

自動車税の督促状は赤でドキッとする

中身はそう変わらなくて、延滞金が付加されているだけなのですが、延滞金は、最終的に1ヶ月年利9,2~14,6%で計算されますので、今だと消費者金融でお金を借りているくらいの金額が加算されるのです。(年利は各地方自治体によって違います。)

滞納したことがある私が言うのもなんですが、なるべく早く払ったほうがいいですよ。

自動車税滞納で差し押さえられ会社にバレたらどうなった?

役所に何も連絡しないで滞納を続けていると、延滞金が膨れ上がるだけでなく、最悪、車を差し押さえられてしまうのです。

以下、差し押さえられた人の体験談ですが、思った以上に厳しいですね。
まず、いきなり駐車場に担当者が現れて、「無許可で車両を動かすことを禁ずる」というような文言が書かれた紙が貼られ、ミラーズロックされてしまいます。

自動車税を滞納するとミラーズロックされる

その時から、自分の車にも係わらず、一切動かすことができなくなるのです。

当然、通勤に使っていたら会社にも行けないし、買い物なんてもってのほか。

車検がギリギリの期限になっていても、出すことなんてできません。

自分の庭に駐車している車でも、ご近所さんが見れば丸わかりだし、駐車場を借りている場合は、不特定多数の方に見られてしまうわけです。

不便なだけでなく恥ずかしいし、徒歩での移動しかできなくなり、周りの目を考えると、家から一歩も出られなくなってしまったんです。

すべては自分が悪いのですが、何度も督促状を無視していた自分を殴ってやりたくなりました。

ということ。

こうなってからでは遅いので、その前に「支払う意思があること」「分納で支払えないか?」という相談に行くことをおすすめします。

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