自己破産の免責を得るために、裁判所の審問でよく聞かれる質問を教えます

借金をまとめるための賢い方法

まず言っておきますが、自己破産をすすめているわけではありません。

債務整理の中でも、自己破産以外に個人再生・任意整理・特定調停などがあります。

自己破産だと、生活に必要な品物以外の家や車などの財産は没収されますが、その他の債務整理ではそのまま残せることが多いです。

もっとも、その他の債務整理の方法では、債権者との話し合いで借金金額はかなり減らされますが、数年以内に返さないといけません。

そのために、家を処分するという話はよく聞きます。

債務整理で家を処分する

つまり、債務整理を選択した場合、多かれ少なかれいろいろなものを失うのは同じということ。

まあ、特定調停は少し毛色が違いますが…

ただ、借金金額が多い場合は難しいのでは?と思います。

借金が返済できずに悩んでいるとしたら、まず専門家に相談するのが良いでしょう。

専門家と言っても、専門家を名乗った悪徳業者ということも考えられるので、弁護士や司法書士事務所に相談されることです。

と言っても、どこに相談したら?と思うでしょうから、まずは市町村が行っている借金無料相談会などに参加されるのが良いのではないでしょうか。

皆さん、何百回、何千回、いや何万回も同じような借金の相談を受けている弁護士さんたちだと思うので、判断は早いです。

弁護士さんに債務整理の無料相談をする

「この場合は、過払い金が発生しますから、最初はそちらからとりかかりましょう」など、具体的な解決策を提示してくださるのです。

で、「あなたの場合は、自己破産された方が良いでしょう」と言われた場合、やはりどん底に突き落とされたような気分になります。

いくら頭で「もうこれは自己破産しかないな」と思っていても、「自分で借りたお金だから、なるべくなら少しでも返したい」「世間体も考えると自己破産は避けたい」「家だけは残したい」などの考えがありますから。

それをすべて否定されたようで、頭が真っ白になるのです。

だけど、ものは考えようです。

なにも、どうせゼロからやり直すんだったら、借金をすべて精算してからやり直そう、考えれば良いのですから。

以前も書きましたが、最初から「借金を支払えなくなったら破産すれば良い」と安易に考えていては、例え自己破産して免責がおりたところで、生活を立て直すのは無理です。

下手したら、また同じ過ちを繰り返してしまいます。

悩んで悩んだ挙句に、自己破産するしかないという結論に達したら、1日でも早く行動に移すべきでしょう。

すぐに明るい未来が訪れることはありませんが、失敗を悔やみ、もう一度人生をやり直すくらいの気持ちで取り組めば、決して暗いだけの道ではありません。

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先ほども書いたように、過払い金が発生する場合もありますから、もしかしたら自己破産を免れるかもしれないのです。

グレーゾーン金利廃止以前にサラ金からお金を借りていたら、過払い金が戻ってくる可能性が高いですから、先に、ネットなどで「過払い金 簡単計算」とか「過払い金 シュミレーション」などで検索して計算してみると良いでしょう。

借入金額と月々の支払額、金利などを入力するだけで、だいたいの金額が表示されますので、「こんなに戻ってくるんだ」と思えば勇気も出ますよね。

正確な計算ではないのですし、実際に戻ってくるのはもっと少なくなるとは思いますが、気持ちを奮い立たせるには十分な資料となります。

それでも、最終的に自己破産しか道がなければ、その時には腹をくくるしかありません。
自己破産の際は、裁判所にも足を運ぶことになるのですが、「裁判所」なんて聞くと、それだけでも足がすくんでしまいますよね。

自己破産で裁判所に行ったら何を聞かれるの?

私達がよくドラマとかで目にするような裁判だと、裁判長が居て、検事に尋問されるイメージがありますから。

いわゆる裁判官が居て被告として証言させられるようなものではなく、会議室のような場所で、提出した書類に基づいてお金の収支などについて聞かれるだけです。

とは言え、聞き方は直球で、厳しく問いただすようなことはありませんが、全体的にピリピリとした空気を感じる雰囲気があります。

犯罪者ではないので、声を荒げるようなことはなく、むしろ、終始穏やかに粛々と進んでいく感じでしょうか?

とにかく、尋問と言うより、「この申立書に間違いないですね?」という確認を、細かいところまでされるのですが、嘘さえつかなければ堂々と答えて行けば良いのです。

萎縮しまって、たどたどしい答え方をしていると、「何か隠している?」と勘ぐられるかもしれないので、やましいことが無ければ、コソコソする必要はありません。
それを知っているだけでも、少し安心できますよね。