自己破産は甘くない-ペナルティーの大きさを理解しよう

債務整理体験談

自己破産は甘くない?

自己破産しようと思う人のほとんどは、甘くは考えていないでしょう。
それでも、「とにかく自己破産さえしてしまえば」と、少し軽く考えている方が居るのは事実です。
ある消費者金融の比較サイトに書いてありました。「自己破産は甘くない」「絶対にしないでください」と。 「他にも借金返済の道はある」ということで、中小の消費者金融が紹介されていました。

しかも、今話題のChatGPTに聞いてみたところ「自己破産とは、裁判所の手続きによって借金の返済義務を免除してもらうことです。多額の借金に苦しんでいる人にとって、自己破産は救いの手段となるかもしれません。しかし、自己破産にはデメリットも多く、甘く見てはいけません。」と諭されてしまいました。

自己破産は甘くないとAIに諭された
確かに「甘く」はないでしょう。
借金を踏み倒すのですから、合法とは言え、何らかのペナルティーはあってしかるべきです。

しかも、ギャンブルで作った借金の場合、免責がおりないことも多いんですよね。

まあ、心の底から反省をし、裁判所に出向いた時にも、「もう二度と過ちは繰り返しません」という気持ちをわかってもらえれば、大丈夫なこともある、ということですが。

実際、自己破産をした人の経験談によると、「思ったより大変ではない」部分と「思っていた以上にシビア」な部分があるみたいで、想像していたのと違うというのが、大部分の意見ですね。

「この世の終わり」のようなことはまずなく、生活に最低限必要なものは残されるわけですが、家を持っている方は、任意売却や競売などと、かなり過酷な経験をすることになります。
ただ、それも、実際に手続きなどをするのは業者さんで、手数料も、売れたお金から差し引く形なので、金銭的なダメージはほとんどないです。

ただ、「築き上げてきたもの」を失うというダメージは相当のものですね。
誰だって「手放そう」と思ってマイホームを手に入れたりはしないでしょう。
一生懸命働いたお金をコツコツ貯めて、高齢になるまでのながーいローンを組んで、やっとの思いで手に入れた家です。

自己破産でやっと手に入れたマイホームを手放すことになる

それが、自分が悪いとは言え、人手に渡ってしまったら・・・
これは自信喪失にも繋がり、やる気も無くしてしまうのです。
まあ、これも考え方一つですけどね。

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とにかく、「死にたい」とまで思いつめていた借金から解放されるわけですから、たいていのことには耐えないといけません。

特に、震災などの災害で、自分の過失でもないのに、家を失った方々がたくさんいらっしゃる今、文句を言えばバチが当たるでしょう。

「ペナルティはあってしかるべき」と思い、黙々と、淡々と、そして一生懸命に日々の生活を続けていれば、そのうち良いこともやってくるのです。

自己破産は決して褒められることではないけど、やってしまったことを元には戻せません。

反省はしても、決して「何もかもだめになってしまった」と絶望することはありません。

前だけを見て進んで行くしかありませんね。