自己破産者が数ヶ月以内にクレジットカードが作れた体験談は?

クレジットカード・ローンの審査

自己破産したらクレジットカードは絶対に取得できない?

自己破産をしたら、ローンは組めないし、クレジットカードも取得できない、というのは常識ですよね。
だけど、「法律で、自己破産をした人にお金を貸してはいけないとは決まっていない」という文章を見かけたので、気になって調べてみました。
自己破産後、すぐにクレジットカードが取得できた例はあるのか?」について調べてみたところ・・・

自己破産後すぐにクレジットカードが持てた!

あるにはあるのですが、「すぐに」というのが数ヶ月以内ということだとすると、クレジットカードの取得はあり得ないですね。

自己破産後というのは、もちろん裁判所に申請した後ではなく、確実に免責がおりた後ということになります。

自己破産の場合、裁判所に申請してから2ヶ月くらいしてようやく「免責決定」の書類が送られてきますから、その後ということになります。

晴れて「免責」がおりて「借金が免除」されても、意外と心は晴れないのが本当のところのようです。
任意整理だと、一応残債分の借金返済は残りますので、すべて返し終わった後は晴れ晴れするのですが・・・
自己破産後にクレジットカードを取得できた例としては、最短でも数年後ということになりますね。

自己破産後3年でクレジットカードを取得できた男性

だから、「自己破産してから3年でクレジットカードが作れた」という体験談が最短なのではないかと思います。
カードが作れた

この体験談のすごいところは、割合審査が厳しいと言われている大手銀行のクレジットカードを取得していること。
普通だったらあり得ないことなんですけどね。

まあ、ネットでの情報なので、信憑性の方はご自分の判断でしてください。
なにしろ「自己申告」の世界なので・・・

ただ、この方の場合は年収が800万円以上で有名メーカー勤務などという条件があったからかな、と思います。

特に、今は、不況の上に感染症のために経済が回らず、高収入の方は金融業界にとっては、引く手あまたでしょう。

ジャパネットたかたのショッピングローンでも、「債務整理中なのに審査に受かった」という人が居るようなので、今の収入や勤務先が良ければ、審査に通ることもあるのかもしれません。

債務整理後はジャパネットたかたの審査に通らない?

最終的な判断材料としては、「借金を返せるのかどうか」ということですから、属性が非常に良いとブラックであってもクレジットカードが作れることが稀にある、と判断して良いのかも知れません。

他にも、たまたま引越しをしてだとか、結婚して姓が変わったとかの、偶然的な要素が重なってということも言えますね。

通常は最低でも5年は「個人信用情報」に事故履歴として残りますので、無理かと思われます。
最長だと10年以上経っても取得できない例もあります。

これは、やはり債務整理後の生活力によっても違ってくるのでしょう。

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クレジットカード取得のため自己破産後にするべきことは?

私の知り合いの自己破産者の方は、免責後苦労して会社を立ち上げ、がむしゃらに働いて業績を上げていきました。

そしたら、なんと、お付き合いしていた銀行から数千万単位の融資が受けられたそうです。
普通なら、「債務整理した銀行と債務整理後にお付き合いする」なんて不可能なことなのですが。

まあ、こういった話は特殊かもしれませんが、今は、金融ブラックになってなくても、銀行からの融資は受けにくい時代です。

そんな時に信用してもらうには、やはり実績を上げて、銀行や金融業者ともうまく付き合っていくしかないんですよね。

自己破産した個人の場合だと、最初に「キャッシング枠ゼロ」でクレジットカードを作っておいて、こまめに買い物をしたりして利用する。

自己破産後はキャッシング枠ゼロで申し込む

その際に、延滞は絶対にないように心がける。
これだけでも、大分違ってくるんですよ。

自己破産してもその後信用を回復する人が増えれば、「審査に通りやすいクレジットカード」とか「審査が甘いクレジットカード」を探し回らなくても、普通にクレジットカードを取得できる時代が来るかもしれません。

「無くした信用を回復する」のですから、荒波に船で漕ぎ出す位の覚悟は必要ですよね。
あせる気持はとてもよくわかりますが、私のように「ブラックでもすぐにお金を貸してくれるところ」なんて探し回らないようにしましょう。

確実に一歩づつ努力して行けば、きっと報われると思います。