イオンデビットカードは口座にお金が無くても使える?
デビットカードは、我々のような訳あり民にとっての救世主的なカードで、これさえあれば現金主義を貫かなくても良くなります。
ただし、前借りのような使い方はできないので、銀行口座に入っている金額が、少しでも足りなければ「引き落としできません」と拒絶されてしまいます。
まあ、仕方がないこととは言え、レジで「カードでお願いします」と言った手前、「残高不足」で断られるのは恥ずかしいし、残念な気分になりますよね。
そこで注目されたのが、満を持して登場した「イオンデビットカード バックアップサービス」です。
そもそも、イオンデビットカードとはどのようなカードなのでしょうか?
まず、イオンデビットカードにはJCBとVISAの2種類があり、JCBにはバックアップサービスが付いていないので、従来のデビットカードと同じで、原則的に審査無しで持てます。
VISAの場合は、
・18才から申し込みできる
・世界中のほとんどのVISA加盟店で利用できる
・紛失・盗難等の場合は保証してくれる
・10万円までのバックアップサービスが付いている
という特徴があります。
どうせ新たにデビットカードを持つのなら、バックアップサービス付きがいいな、ということで、イオンVISAデビットカードについて調べてみました。
バックアップサービス付きのイオンデビットカードとは?
「イオンデビットカードは、電子マネー「WAON」の機能はありませんが、Visaタッチ決済を内蔵しているため、非接触型の支払いにも対応しています。
また、カード決済で購入した商品が、購入日から180日以内に事故で破損した場合、最大50万円まで補償する「ショッピング保険」が充実しており、カードの不正使用も補償されます。
通常は90日が一般的ですが、ショッピング保険の補償期間は180日と6ヶ月間とかなり長いので安心ですね。
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本来、デビットカードは、クレジット機能やキャッシング機能を使ってお金を借りることはできません。
しかし、イオンデビットカードには、銀行のシステムダウンやイオン銀行の預金残高が不足した場合に、最大10万円を建て替えてもらうことができるバックアップサービスがあり、利用日から毎月10日の締め日までの間に毎日1回利用できます。
毎月「ご利用明細書」が届くほか、利用履歴をインターネットで確認できるので、預金残高をこまめに確認することができるのです。
バックアップサービスは、まさにイオンデビットカードならではのもので、困ったときにはクレジットカードのように使えると言っても過言ではありません。
10万円までのバックアップサービスは便利ですが、返済能力が求められるので、本来、口座からすぐに引き落とされるデビットカードには必要のない「返済能力」という審査基準が追加されます。
つまり、借りたお金を返す能力があるかどうかを審査するということ。
イオンデビットカードの審査基準は?
では、バックアップサービスの返済能力の審査基準はどうなっているのでしょうか?
●収入にばらつきのあるパートやアルバイトは不利
バックアップサービスを希望する場合、収入が不安定な職業は審査で不利になる可能性があります。安定した収入の有無で返済能力を判断されるからです。
シフト制のアルバイトやパート、日雇いの職業など毎月の収入にばらつきがあるという方は審査の上ではあまりいい条件とは言えまないでしょう。
もちろん審査に必ず落ちるという訳ではありませんが、通らない可能性も視野に入れましょう。
●過去に債務整理や滞納などの金融事故を起こしている場合は不利
イオン銀行以外であっても過去に金融事故を起こしている場合は、審査に落ちる可能性が高くなります。
特に、過去5年間の間に債務整理や3か月以上の長期延滞、金融会社との示談などなんらかの傷が信用情報に残っている場合はどのような形のローンであれ組むのは難しいと考えましょう。
すぐ引き落しされるデビットカードと違い、バックアップサービスもローンの一つですから、審査に影響する可能性は否めません。
実際に、「債務整理後にイオンデビットカードの審査に申し込んだけど、審査に落ちた」という経験談もあります。
デビットカードと言っても、前借りをする以上は、信用情報は参照しますから、通常のクレジットカードと大差が無いと考えても良いでしょう。
もっとも「クレジットカード審査で落ちたけど、イオンデビットカードの審査には受かった」という人も多いことから、一般的なクレジットカード審査よりは柔軟である可能性はあります。