お金の心配をしないで暮らしたい
多重債務になって、毎日毎日お金のことばかり考えていると、「贅沢はしなくていいから、せめてお金の心配をしないで暮らせるようになりたい」と願うでしょう。
借金をしたことがなくて、支払いに追われるという生活をしたことがない方にとっては、「現実逃避」と思われるかもしれません。
事実「現実逃避」以外の何物でもないかもしれないのですが・・・
本人にとっては、そんなものではなく、真剣に「どうしたら、一生お金に困らない生活ができるか?」なんていうことを考えるようになります。
考えるというより「憧れる」の方が近いでしょうね。
「マッチ売りの少女」が、マッチを摺った時にだけ見える幻想のような世界ですけど。
そして、多重債務が進むと、「もうそんなことは望めないかもしれない」と諦めムードに。
諦めというよりは、もっと刹那的なのかもしれません。
宝くじに高額当選することだけで一攫千金が得られるものではない
一生お金に困らない生活というのは、何も宝くじに当たったりすることだけで得られるものではないですよね。
当たったら嬉しいですが・・・
「安定した仕事」を見つけることで、案外すんなりと望むものが手に入るかもしれません。
もちろん、そんなに世の中甘いものではないので、一度つまづいた人は、脇目もふらずにがむしゃらに頑張らないといけないのですが。
とにかく、何でも良いので、最初は「収入を増やすこと」を目標にする。
これについては、本当は「一生続けられる仕事」が良いのですが、悩んでいるうちに、またどんどん借金が嵩んでしまったりしますから、まずは、自分ができることで収入を上げられそうなことに挑戦しましょう。
いつもおすすめしているのですが、すぐにお金が必要な場合は、「ヤフオク」や「メルカリ」などインターネットオークションで不用品を売るか、リサイクルショップに買取ってもらう、などで、結構当座をしのげるお金が手に入ったりします。
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メルカリに出品することから始めて社長になった主婦も
不用品の他、趣味で手作りの物を作れるなんていう場合は、当座しのぎどころか、本業にしてしまう人だって居ます。
「カリスマ主婦」と呼ばれる方が、たくさん活躍されていることでも知られていますね。
そこから起業して、今ではカリスマ社長となり、豪邸に住んでいる主婦の方もいらっしゃいます。
「私は不器用だから」という方でも、子どもが学校で使う雑巾や手提げ袋なら作れそうではないですか?
それで、本業にするのは難しいですが、ちょっとしたお小遣い稼ぎにはなりますよね。
「せどり」で手持ちの本を売るというのもアリでしょう。
宝くじに高額当選のような大金を夢見てしまうと、どうしても数百円の積み重ねは意味が無いような気がしてしまいます。
ましてや、多重債務の時期に、一度に数十万というお金を借りていた記憶があれば、なおさら、お金のありがたみに疎くなっているんですよ。
千里の道も一歩からと言いますが、大金に目が行ってしまう今だからこそ、地道に努力しないといけないんだと思います。
そんなこと言いながらも、私もまだまだ「一攫千金」という言葉に弱いのですが、やはり多重債務時代から債務整理と経験するうちに、かなり実直な考え方ができるようになりました。
「宝くじに当って、一攫千金だ!」という夢を見るだけなら、誰にも迷惑をかけないですから良いのかな?と思いますよ。