宝くじに高額当選した人は破産しやすいのはなぜ?
借金と言えば、「お金が無い人がするもの」と思いますよね。
でも、私達が夢見る一攫千金を手にした人、そう宝くじ高額当選者が、実はその後に借金まみれで自己破産する確率が高いとしたら?
諸説ありますが、ある統計によると約7割以上の高額当選者が、破産したり不幸な生活を送っているという事実があるそうです。
まあ、こういった話はよく聞きます。
何しろ、一般庶民の私達からしてみたら、億なんていうお金を一度に手に入れるなんていうことは、まさに夢の中のできごと。
いくら「大金が手に入っても冷静にしていないと」と言われても、顔は常に笑っている状態で、気持ちはハイになり、もちろん気も大きくなってしまうので、仕様もないところに大金を注ぎ込んでしまうものです。
宝くじで3億円当たったら、あなたはどうなってしまうと思いますか?
例えば、「家を買ってしまうと、宝くじに当たったことが近所の人にバレるので、前々から欲しかった池を作って錦鯉でも泳がせるか」とか。
笑っちゃいますけど、本当にあった話らしいですよ。
知人に相談すると、「錦鯉業者を知ってるから口を利いてあげる」ということで任せたら、大したものじゃないのに、一匹百万円とふっかけられて、数百万いきなり飛んでいったということ。
その時は、気が大きくなっていますから、騙されたとは薄々気がついていても、「まだ9,000万円以上も残っているから」と思うんですよね。
もしかしたら、1億円当たった時点で、5,000万円くらいの家を買ってしまったほうが良かったかもしれません。
だけど、それだと、マイホームは手に入るけど、豪邸と言うには物足りないでしょうし、家具や家電を新調してしまったら、手元に残るお金はあまり無いでしょう。
車も新しくして、なんて言っていたら、もしかしたら足りないくらいかな?
そうなると、日々の暮らしを維持させるためにも会社勤めは辞められないし、そんなに贅沢はできなくなる。
考えてみたら、タダで家と車が手に入るのですから、もう天にも昇る気持ちにはずなのですが、生活自体のランクが上がらないことには満足できなくなるんですよ。
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なんとなく、そういう気持ちはわかります。
「お金持ちしか行けないような高級料亭に行ってみたい」とか「ブランド品を大人買いしてみたい」とかね。
最初は、「贅沢な暮らしをしていると、周囲にバレるかもしれない」と恐る恐る使うのですが、そのうち、外食にかけるお金も万単位、毎日の買い物もセレブ御用達のスーパーに。
なんていう生活をしていると、どんどんお金は無くなってしまいます。
私なんて、ほんの数万円当たっただけでも、なんとなく気が大きくなって友達におごってしまいましたから。
宝くじに高額当選したら仕事は辞める?
それでも、仕事さえ辞めなければなんとかなるのですが、億単位の高額当選してしまうと、仕事も辞めてしまいます。
なんと、悲しいことに、人間って「自分の収入にはこれくらいの暮らし向きが合っている」というのがわかっているのに、どうしても認めたくないという心理もあるんだそうです。
そんな時に大金が手に入ったら?
タガが外れたようになって使ってしまい、気がついたら借金まで背負っていた、なんていうことになっても不思議ではありません。
となると、宝くじには当たらない方が良いのか?ということになってしまいますが、もしかしたら、借金まみれの人生を一度経験した私達だからこそ、お金に振り回させない生活ができるかもしれませんよ。
多重債務になったり債務整理を経験した時に、どれだけ気持ちを入れ替えられるか?によって違ってくるのでしょうが。
一番良いのは、宝くじに頼らず、自力で高額所得者になることなんですけどね。