カーリースの契約は債務整理後でもできる?
多重債務で、もうこれ以上ローンが組めなかったり、債務整理後でそもそもローン契約自体ができなくなった方が車を所有するのは至難の業ですね。
特に、自己破産だと、所有する車も取られると思ったほうが良いでしょう。
中古車で、10年落ちと言われるくらい年式が古い場合は、逃れられることもありますが、そういった自動車に長く乗り続けていると、結局買い換えなければ走らない、なんていうことにもなってしまいます。
ローンを組めなくなった人が、車のローンをいかにして組むか?というのは、結構深刻な問題なのです。
「車を持たなければ良い」というのは簡単に言えるのですが、交通事情が極端に悪い土地に住んでいる人にとって、車は足そのもので、無くなったら、仕事にも行けないし買い物にもお医者さんにもいけないのですから。
だから、高齢者の方も、なかなか免許の返納ができないんですよ。
そこで、「ローンが組めなかったらカーリースはどうだろう?」という淡い期待を持ちつつ調べてみました。
- カーリースなら、車を所有するわけではなく借りるだけですから、もしかしたら大丈夫なのでは?
- カーリースの契約時に、個人信用情報を参照するの?
- 結果、債務整理後で申し込みしても、審査に受かるの?
というようなことですね。
まず、最初の「借りるだけだから大丈夫?」という件ですが、「リース」という名前であっても、実質契約内容はローンと変わらないということです。
2番目の「個人信用情報」についても、ローンと同じなので、しっかりと参照されるんですね。
ということは、自己破産だけでなく、任意整理や自己再生などで債務整理された場合も、個人信用情報に事故情報が載っている期間(今は5年ほどと言われています)は、リース契約もできない、ということになります。
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うーん、もう結論が出てしまいましたが、一般的な車のローンと同じように、「喪明け」(数年経って信用情報から事故履歴が抹消される)を待ってからでないと、契約ではないというわけです。
調べてみて相当落胆したのですが、まあ想定内かな?
カーリースのメリットは?
カーリースに注目したのは、車検の時期が近づいてきたこともあって、「車って、車体価格も高いけど、諸費用もかなりかかるよね。」という悩みが大きくなってきたからなんです。
カーリースだと、車体代金、車検代や税金、自賠責保険代など、すべて込の価格を、月々支払うことで、車をリースできる仕組みですよね。
3年とか5年縛りという制約はあるけど、その後は買い取っても良いし、会社に返却しても良いということになるので、気は楽かな?と思ったんですよ。
まあ、考え方によっては、「お金を3年も5年も払い続けるのに、支払い後に所有権が残らない」ことに不安を持つ方もいらっしゃるでしょうが・・・
その分、「新車を安く乗れる」「月々の支払だけで、税金や車検、点検などの心配をしなくて済む」と考えるとやっぱりお得?ということなのですが、人それぞれですよね。
早い話が、多重債務や債務整理後になっている人にとっては、まとまったお金を用意するのが大変なんです。
だからって、もう懲りたはずの借金をまた抱えることになるのはいかがなものか?とは思うのですが、「背に腹は代えられない」ということで、月々の支払いができる方法を探すわけです。
となると、やっぱり自社ローンしか無いのかもしれないですね。
カーリースでも、ほとんど審査が無いタイプの業者も増えてきているようです。
リース料金を前払い制にしている場合、とりはぐれが無いという理由で審査不要となっていることも。
まだまだ数は少ないですが、独自審査でカーリースできる会社もあるということなので、今後は期待できそうです。
要するに、借りる側のモラル次第で、借りやすくなることもある、ということではないでしょうか?
コスモスマートビーグルの審査はゆるい?
追記:「コスモスマートビーグルの審査がゆるいと聞きましたが、本当でしょうか?」という質問を見かけました。
なんでも、公式ページに、「連帯保証人を設定していただければ、専業主婦や学生でも申し込み可能です」と書いてある、ということ。
また、「年金生活者の方でも、年収欄に年収の金額を記入すれば、申込みできる」ということも。
とは言え、「審査に受かる」とは書いてないんですよ。当たり前ですが。
審査は、通常のローンと変わらないので、個人信用情報は参照しますし、年収も200万円以上無いと審査に通りにくいと言われています。
車を販売するわけではなく、カーリースという立ち位置なので、「月々の支払いが可能であれば」他のローンに比べれば、柔軟さはあると思いますが、債務整理直後とかだと、まず受からないでしょう。