はじめに:ポストを開けたら「差し押さえ通知」?!
ポストを開けた瞬間、茶封筒にでかでかと「差し押さえ通知」って書いてあったら、
正直、心臓止まりますよね。
私も最初にその封筒を見たとき、
「え?ついにやられた?」「もう終わり?」って本気で手が震えました。
でも、落ち着いて中身を確認したら……
それ、ただの詐欺ハガキだったんです。
この記事では、私が実際に体験した「差し押さえっぽい封筒が届いたときの話」と、
そこから学んだ「本物と偽物の見分け方」を、なるべくわかりやすくお話しします。
差し押さえの封筒は、誰にでも届く“詐欺の手口”
最近は「差し押さえ」「財産没収」「最終通告」などの言葉を使った架空請求詐欺がすごく増えています。
特に借金をしていたり、支払いが遅れていたりする人ほど、
「もしかして本当にやばいのかも…」と不安になってしまうんですよね。
でも大丈夫。
本物の「差し押さえ通知」は、そんな封筒では届きません。
本物と偽物の見分け方【チェックポイント3つ】
① 封筒の差出人を確認
まず見るべきは「どこから届いたのか」。
- 本物 → 裁判所・法務局・市役所などの公的機関名
- 偽物 → 「管理センター」「調査課」「債権回収係」など、それっぽいけど実在しない名前
公的機関からの通知には、必ず正式名称+住所が入っています。
「〇〇市役所」や「〇〇簡易裁判所」などですね。
逆に、電話番号しか書かれていない封筒はほぼ詐欺です。
② 封筒の色と印字にも注目
本物の裁判所関係の通知は、
白封筒またはグレーで、宛名が印字されています。
一方、詐欺系のものは…
- 茶封筒で「至急開封」などの赤文字が目立つ
- スタンプやフォントが妙に派手
- 「重要」「差し押さえ」「財産差押」などが全面に書かれている
こういう特徴があれば、ほぼ間違いなく偽物です。
③ 「連絡先が携帯番号」なら即アウト!
本物の公的機関は、絶対に携帯番号やフリーダイヤルでは連絡してきません。
03や06などの市外局番があっても、検索すると「詐欺番号」としてヒットすることが多いです。
不安なら、まずネットで番号を検索してみてください。
それだけで8割は解決します。
借金がある人ほど、冷静になれない理由
私ももそうだったんですが、借金をしていると、
「もしかして本当に滞納で差し押さえ?」と心がざわつきます。
でも実際の「差し押さえ」手続きって、いきなり封筒一枚で始まるようなものではありません。
流れとしては——
督促 → 内容証明 → 裁判(支払督促など) → 判決 → 差し押さえ手続き
というステップを踏む必要があります。
つまり、何の連絡もなしに突然“差し押さえ”は起こらないんです。
もしそれまでに裁判所や債権会社から正式な通知が一切なかったなら、
今回届いた封筒は詐欺の可能性が99%です。
実際に届いた「差し押さえ封筒」の中身(体験談)
私のところに届いたのは、こんな封筒でした👇
- 茶色の封筒に赤文字で「財産差押最終通知」
- 右上に「管理番号:○○」
- 差出人は「民事訴訟管理センター」
- 連絡先は「03-xxxx-xxxx(担当:山本)」
中を開けると、「本日中に連絡なき場合、財産差し押さえを執行します」と書いてありました。
当時、クレカの支払いを2ヶ月滞納していたので、
「まじか…ついに来た…」と本気で焦りました。
でも冷静になって検索したら、「民事訴訟管理センター」は実在しない団体。
同じ封筒が全国で出回っていて、典型的な詐欺通知だったんです。
もし届いたら、こう動こう!
- 開封しても慌てない
→ 中身を写真に撮っておく(証拠保全) - 電話しない!メールもしない!
→ 詐欺グループに個人情報が渡るだけです。 - 消費生活センター or 警察相談窓口へ
→ 「188」または「#9110」に電話でOK。無料で対応してくれます。 - SNSで情報を共有するのも効果的
→ 同じ封筒が届いた人を見つけられます。
借金がある場合はどうすればいい?
もし本当に支払いが滞っていて、
「ガチで差し押さえになるかも…」と感じているなら、
まず放置しないことが大事です。
いきなり差し押さえにはなりませんが、
放置すれば確実に裁判→強制執行の流れに進みます。
一番良いのは、債権会社に自分から連絡して事情を話すこと。
リスケ(支払い計画の変更)を相談すれば、
分割や一時猶予にしてもらえるケースも多いです。
借金問題は、正面から向き合うと意外となんとかなります。
でも、詐欺に怯えて動けなくなるのが一番もったいないです。
まとめ:封筒が届いても、「本物かどうか」をまず確認!
- 「差し押さえ封筒」は詐欺が9割
- 公的機関名・正式住所がなければ偽物
- 携帯番号・フリーダイヤルは要注意
- 借金がある人も、いきなり差し押さえは起こらない
不安なときは、一人で抱え込まないでください。
消費生活センターや家族・友人に相談するだけでも、
冷静になれるものです。
最後に:私がこの経験から学んだこと
「差し押さえ」って言葉、めちゃくちゃ怖いですよね。
でも、本当に怖いのは「確認せずに信じてしまうこと」なんです。
あのとき、すぐ電話しなくて本当によかった。
今では「詐欺封筒コレクター」みたいになっていて(笑)、
届くたびにブログで注意喚起しています。
あなたのもとに“あの封筒”が届いたとしても、
それは終わりじゃありません。
ただの紙切れかもしれません。
焦らず、一歩引いて確認してみてください。
きっと、大丈夫です。