23億円の宝くじに当選した男性、28年前の約束を守る
“23億円当選の米男性、友人と山分け 28年前の約束守る”
CNN.co.jp
というニュースを見て、あなたならどう思いますか?
「美談やー」と思うか、「黙っていたらわからないのに。そもそも28年も前の約束、友達も覚えてないだろう」と思うのか?
借金地獄におちいっている方なら、「まず自分の借金を返して、余ったら友人のことも考える」ということになりますね。
ただ、「もし宝くじに当たったら二人で山分けしよう」と約束したのは28年前だけど、二人は釣り仲間で、毎週一緒に宝くじを購入していたということですから、内緒にはできないです。
すでに、家族以上の関係だったと考えると、すんなりと折半したのも頷けます。
受け取った当選金はいくら?
当選したのは、高額宝くじ「パワーボール」で2200万ドル(約23億円)だということ。
“2人は計1670万ドルを現金で受け取るオプションを選択し、それぞれ税引き後の約570万ドルを持ち帰った。”ということなので、すでに税金は支払われた後なんですね。
それにしても、税金で約1/3も持っていかれるのか?と思うと切ないですが、それぞれが約6億円ももらえると考えれば、日本のジャンボ宝くじ前後賞当てたのに匹敵しますから。
ここで、ちょっとネットでの反応を見てみると…..
○贈与税は発生しないの?
○当選金を折半にするにあたって、全くもめなかった?
○奥さんや親戚に恨まれたんじゃないだろうか?
○ふたりの友情関係がギクシャクしなきゃいいけど
○支払いを現金払いにしなければ満額もらえたかもしれないのに
○年を取ると、丸くなって独り占めしようという気持ちにもならないのだろう
○顔も名前も出ちゃったから、強盗に襲われるのでは?
○お金を使い果たした後、もめないのかな?
なんていう余計なお世話系の感想が多い中
○これぞ真の友情!何十年経っても約束を守るなんてなかなかできないよ
という方も。
本当にそうですよね。
口約束でしょうから、「当てたのは俺だ。」と主張すれば独り占めできたわけだし、当たったことを内緒にすることもできたでしょうから。
ここは、素直に「いい話や」と感動したいものです。
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だけど、「友達に分けると贈与税がかかるのでは?」と思いますよね。
これについては、共同購入者として申告すれば、贈与税は発生しないそうです。
反対に、当選金を、一度自分の名前で一括で受け取ってから友達に渡してしまうと、贈与税はかかります。
家族や親戚についても同じで、仮に父親が1,000万円当選して、妻と子供に100万円づつ渡したとしても、贈与税は取られてしまうんですよ。
ところで、「男性が一番したいことは?」ですが、「友人と一緒に過ごす時間を増やしたいから、まずは旅行に行く」だそうです。
しかも、夫婦同伴で、ということですから、みんなが心配しているような「夫婦関係がぎくしゃくしないか?」ということは無さそうですね。
私達は、せいぜい「7億円当選したら何に使う?」を妄想して、ニヤニヤすることくらいしかできませんが・・・
とにかく、友人や家族を大切にして、日々まじめに暮らしていれば、こんなラッキーなことが降ってくるんだな、ということです。
生き方だけでも見習いたいですね。