例えば、「明日までにどうしても10万円必要」という事態になった時、あなたはどうしますか?
もちろん、「貯金を切り崩す」というのは無しで。
となると、やはり「借りる」という選択肢しかないのではないでしょうか?
しかも、1,2万円ならまだ友人や親戚に借りるということもできるでしょうが、ある程度まとまったお金が必要になると・・・
「キャッシングでなんとかならないだろうか」と思ってしまうでしょう。
それでも、本当にお金がなくて「絶対に返せない」ということがわかっていたら、最初から借りないかもしれません。
だから、多重債務に陥ってしまう人は、もともとはギリギリの生活をしていたわけではない、ということ。
私もそうでしたから。
最初は「毎月これくらいなら返せる」と家計に支障が無い程度借りて、事実きっちりと返していました。
それが、自営の業績が悪くなり、生活費にも事欠くようになってくると、借金に回すお金はなくなり、結果借金で借金を返すように。
一度こういったローテーションができてしまうと、今度は「借金をする」という思考回路がマヒしてしまうのです。
マヒと言うか、「何とかして返さなくてはいけない」という脅迫観念にかられ、借金しては、別の借金に回すという悪循環に陥ってしまうんですね。
これを、一旦切ってしまうと、ものすごく楽になります。
とにかく「借りない」と心に決める。
返済の出費がなければ、「借りずに済んでいたかもしれない」ということは良くあります。
ただ、「言うのは簡単だけど、実際に行うのは困難だ」ということ。
一度「借金を借金で返す」という負のループにはまってしまうと、なかなか抜け出せないということはよくわかります。
それでも、早い段階で、少しでも「お金を作る」という考えにシフトして行けば、まだ重症にならなくて済むということも。
これは一例ですが、すぐにお金を作る方法としてご紹介しているのが、いつも言っているオークションです。
「うちに売るもんなんてもうないよ」と思われるかもしれませんが、「ジャンク」で出せば、壊れた家電などでも売れてしまう世界です。
試しに、リサイクルショップの「ハードオフ」を覗いてみてください。
「ジャンクコーナー」にたくさんの商品が山積みされていますから。(店舗によって違うかもしれませんが)
このジャンクコーナーで、電子部品を見つけてきて、自分でパソコンなどを組み立てる、なんていう人も居るみたいなので、需要はあるんですよ。
大金を稼ぐのは難しいかもしれないけど、急場しのぎにはなると思います。
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願わくば、公的資金で、一時的に生活費のマイナス分を借入れできるシステムがあれば良いのですが、「返すあて」がなければ難しいです。
生活福祉資金も、イザという時には頼れますが、いまだに敷居が高いイメージがありますね。
金利が1,5%~3,0%で連帯保証人が居る場合は無利子になるというところは、とても魅力的で、「今さえなんとかなれば、立ち直れる」なんていう時には利用したいのですが。
あまり簡単に貸し付けてしまっては、悪用される危険性も出てくると考えれば、敷居が高いのも理解できます。
また、生活福祉資金貸付制度そのものの考え方が、「他の制度を利用できないか?を優先させる」ということがあります。
つまり、生活保護を受けられるケースでは、先に生活保護をすすめられるということ。
その他、失業保険を受給できないか?とか。
これは、できれば自分自身で先に調べておくべきことですけどね。
生活福祉資金貸付制度を利用するのは、あくまでも最後の手段と考えた方が良さそうです。
とは言え、失業保険以外は、併用利用も可能なケースもあるので、相談してみることも大切だと思います。
くれぐれも、危険なバイトや闇金融でお金を借りるなど、自暴自棄とも言える行動に出ることだけは無いようにしましょう。
今は、犯罪がらみのバイトも、ネットの闇サイトで募集しているみたいなので、要注意です。
下手したら、自分自身が逮捕されるだけでなく、家族の人生まで台無しにしてしまうかもしれませんよ。
この時期は、とかく悲観的な気持ちになりがちで、善悪の判断さえつかなくなることがありますから、「私は大丈夫」とは思わない方がいいです。
「もうどうしようもない!」と思った時こそ、一度立ち止まって、冷静になることが大事なのです。