ブラックになるとお金を借りたりローンを組むことができませんから、悲しいかな、どうしても裏技のようなものを探してしまいます。
「バレなきゃいい」と思うんでしょうね。
それでも、故意に相手をだますようなことをすれば、いずれはバレてしまうのは当たり前。
「どこかで誰かが見ている」と思ったほうが良いです。
今やネット社会ですから、データベースをたどれば、比較的簡単に居場所は突き止められますから。
怖い時代とも言えます。
とは言え、「引っ越しして住所が変われば、ブラックでもお金を借りることができる」というのは、よく聞きますよね。
ただ、これは名前が変わっていませんから、名前で調べればすぐにわかります。
本当によくある名前で、名前で端末を検索しただけでは、同姓同名の人が何万と出てくるという場合だと、もしかしたら住所が違うということで、ブラック認定から逃れることもあるかもしれません。
まあ、これだけネットが普及して、金融会社でも顧客情報を逐次データベース化できる時代ですから、住所が違うだけではすぐに割り出されると思います。
それに、名前や住所、勤務先などが変わった場合、信販会社や金融機関には変更の届けを出す義務が生じますから、わざと変更届を出さなかったとなると、規約違反ということになってしまいます。
こういったことを何度も繰り返して悪質とみなされたら、最悪裁判を起こされたり、詐欺罪になることもあるでしょう。
そうなったら、もう言い訳はできませんから。
それは結婚して姓が変わった時も同じ。
特に女性が結婚した場合は、姓も変わるし住所も変わることが多いです。
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「うっかり金融機関に届け出を出すのを忘れた」というAさんという方が居たとして、ブラックだった場合、結婚後に新しい姓と住所で申し込んだら、すんなりクレジットカードの審査に受かってしまったというケースはあるらしいです。
だからといって、「わざとではなくうっかり忘れたということにしておけば、クレジットカードの審査に受かるのかも」なんて喜ぶのはまだ早いです。
やっぱりわかるんですよ。
「ついうっかり」か「わざと忘れたふりをした」のかは。
仮にバレなかったとしても、個人信用情報を参照した時に、このAさんの情報というのはまっさらな状態、いわゆるホワイトになっています。
結婚後変更届けを出していれば、過去の履歴を引き継ぐこともできますが、それができないですから真っ白に。
ということは、債務整理後の「喪明け」の状態と同じですから、どうしても「怪しい」と思われます。
過去に債務整理や長期滞納などの事故歴があるのでは?と疑われるのですから、それだけでもクレジットカードやローンの審査には通りにくくなりますよね。
おまけに、「怪しい」と疑われたがために、データベースを駆使して調べられたら?
多分、簡単に変更届を出していないことがバレてしまうことになるでしょう。
と、これだけ考えても、得策ではないことがわかります。
銀行系のカードローンの中には、申込み時に旧姓を入力する欄があるところも。
そうなると、「あっ、書くの忘れた」では済まされませんよね。
免許証の番号など本人の確認書類からも、信用情報の事故歴がバレることもあるそうなので、「こちらが黙っていればバレない」というのは通用しない時代になっている、ということ。
たまたま、「結婚して名前も住所も変わったことで、新たにクレジットカードが作れた」という体験談を目にして、大丈夫なんだとは思わない方が身のためです。