【七夕に願うのは借金返済】あなたは大丈夫?
もうすぐ七夕ですが、願いが「借金返済」や「お金が欲しい」になっていませんか?
その気持はものすごくわかりますが、もう一度「お金を借りる」ということについて考えてみましょう。
↓以下は、債務整理をしてもお金を借りなければいけなかった私の体験談です。
「借りないと生きていけない」…その先に待つ現実とは?
という言葉を聞いて、ほとんどの人は「甘えるな!」と思うでしょう。
「一度金融事故を起こしたのに、お金を借りたいなんてふざけてる」と。
とは言え、「どうしてもお金を借りたい」という状況は、債務整理されたほとんどの方が経験していることだと思います。
世間的にはNGだということはわかっていても、それでもお金を借りなければ生きていけないこともあるのです。
ただ、債務整理後でなくても今はお金をなかなか貸してくれない時代。
ましてや、債務整理後になってしまうと、民間の金融業者からの借り入れは、まず無理と思った方が良いですからね。
総量規制後もそうですが、この不況で金融業者自体の経営も困難になってきています。
それに追い討ちをかけるような震災の発生。
あれから10年以上経ちますが、経済はとても安定しているとは言えず。
コロナが追い打ちをかけるように、経済全体を壊滅状態にしましたからね。
補助金云々はありましたけど、結局は、国に頼ることすらできない状態ですから。
消費者金融でもなかなかお金を貸してくれない、というのが現状です。
今までは、中小の消費者金融なら「債務整理後でも自己破産者でも借りられますよ」というところもあったのですが・・・
大半が姿を消しているようです。
経営難で倒産したり、違う商売に鞍替えしたりしているのでしょう。
その代わりに「ソフト闇金」のような金融業者が増えているので、要注意です。
それでも、安定した会社にお勤めで定額収入がある方にとっては、そう「借りにくい」という印象はないのでしょうが、多重債務者にとっては、借りられるところは「ほぼゼロ」という状態だと思います。
私のところにも「どうしてもお金を借りたいのだけれど、どこか貸してくれるところを知りませんか?」という相談がよく来るようになりました。
特に相談窓口を設けているわけではないですが・・・
やはり、もうどうしようもなくなって誰かにすがりたい状況なんでしょうね。
以前の私もそうでしたから、よくわかります。
ネットで調べると、闇金融ではなく正規の消費者金融でも、自己破産者や債務整理後の方でも借りられる中小の金融業者もあるみたいです。
でも、今は闇との境界線がはっきりしないから怖いですよね。
少し前なら、消費者金融も儲かっていたのと、グレーゾーン金利を適応していたため、「もし取りはぐれがあっても、最初の数ヶ月分だけでももらっておけば・・・」というようなこともあったのでしょう。
アルバイトでも無職でも、専業主婦であっても、比較的甘い審査でお金が借りられる時代でした。
だけど、今大々的に「債務整理後でも借りられます」と広告を出しているところは、ほとんど「闇」と思って間違いないでしょう。
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【闇金じゃないけど…】“紹介”された先が地獄だった
私が実際に体験したのは、あまり名前の知らない消費者金融でしたが、いわゆる「ヤミ」ではなかったです。
その金融業者自体は、表向きは普通の消費者金融だったと思います。
ネットにホームページもありましたが、貸金業者登録もきちんとされていました。
ただ、ネットでも評判が極端に分かれていたのです。
今思うと、属性の良い人は自分のところで普通の金利でお金を貸して、「貸しても返せない人」と判断されれば、「闇金融」と思われる業者を紹介されるシステムだったのでしょう。
私は後者だったらしく、闇金融とおぼしき業者を紹介されましたから。
あまりにも追い詰められると「闇でもいいから貸してくれるところ」と思ってしまいますが、その後もっと追い詰められることになるのは目に見えています。
本当に苦しいと思いますが、安易な決断をしてしまえば、のちのち余計に苦しむことになるのです。
私も、債務整理までに至った道のりは後悔することばかりですが、ここで借りないで思いとどまったことだけは、本当に良かったと思っています。