自己破産したら生命保険も取り上げられる?

債務整理体験談

自己破産したら持っているものは全て取り上げられる?

自己破産って、生活を破壊してしまうというイメージがあるので、もう自分が持っている何もかもを取られてしまう気がします。

実際、家も車も家電も、退職金までも、高額なものは取り上げられ債権者に配られます。

まあ、考えてみれば当たり前のこと。

借金を返すお金がないのなら、物で支払うのは当然なのです。

お金も返さないし、持っているものを手放すのは嫌、では、駄々っ子と同じ。
自己破産しても何も手放したくないいうのは駄々っ子と同じ

甘えるな」と言われても仕方がありません。

ただ、実際には、破産しなければやっていけないほど経済的ダメージを受けている世帯では、いわゆる「金目の物」なんてほぼ無いんですよ。

家は、賃貸だったり、所有していてもボロボロの古い家であることが多いです。

車は10年落ち20年落ちのやっと動いているような中古車。

家電だって、もともと中古のものがほとんどで、売ってもリサイクル料の方が高くつく始末。

こんなご家庭がほとんどじゃないですか?

あっ、これは我が家のことなんですけどね。

不動産は持ち家であれば、どんなに古くてボロボロだとしても、取り上げられます。

自己破産すれば苦労して建てた家も取り上げられる

競売にかけられるか?その前に自分で任意売却するか、ということになります。

自己破産しても20万円以上の価値のあるもの以外は取り上げられない

家や車以外のものについては、20万円以上の価値ありと判断されなければそのまま残すことができるのです。

言ってみれば、貧乏な暮らしをしていた人は、そのままの暮らしが維持できるということ。
いや、これはありがたいことなんですよ。

で、タイトルにあるように「自己破産したら生命保険はどうなるのか?」ですが、これもボーダーラインは20万円なんです。

もし、今入っている生命保険を途中解約した場合、20万円以上の解約金が発生するかどうか?

それ以下ならそのまま維持することができ、20万円以上なら解約して、解約金は債権者に配られることになります。

でも、生命保険って、万が一の時に大切なのはわかっているけど、自己破産する前ってもう精神的にかなり追い込まれています。

下手すると自分で自分の命を絶つくらいになることもあるので、生命保険の月々の掛け金が支払えなくなって、すでに解約しているケースが多いのではないでしょうか?

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自己破産したら生命保険も取り上げられる?

もしくは、自己破産を考える前に、とにかくどこからかお金をかき集め無くてはならない時に、すでに生命保険を解約していることも。

当然、うちの場合も、学資保険ですら、早めに解約してしまいました。

今思うと、「しなきゃ良かった」なのですが、当時は仕方がなかったんですよね。

では、債務整理後に新たに加入できるのでしょうか?

自己破産後も、生活は不安定で生命保険どころではないという方も多いと思いますが、だからこそまさかの時のために必要なのかもしれません。

 

生命保険もまさかの時のために必要

新たに加入する場合、お金を借りたりローンを組んだりと言った金銭的な信用情報を必要とする契約ではありませんので、問題なく加入できるはずです。

自己破産を理由に、生命保険の契約を拒否されることはありません。
必要最低限の保障額で良いので、入る余裕のある時に検討してみても良いですね。

とは言え、ギリギリの生活の時に、「頼れるのは生命保険だけだからなるべく高い保障を付けたい」なんて、無理して高い保険料を支払うのは止めましょう。

結局、支払いができなくなるのが目に見えていますから。