借金返済に困ったらどうしますか?
友達や家族にすぐに相談できる人も居ますが、ひとりで悩んでしまう人が多いでしょう。
そんな時、ネットで「借金返済 どうしよう?」と入れて検索したら?
ものすごい数の「借金返済をお助けします」的なサイトが出てきます。
「おおっ、こんなにいっぱい助けてくれるサイトがあるのか!」と喜びますか?
それとも、「またまた~ 救済をうたった詐欺サイトがいっぱいあるよ。」とため息を付きますか?
確かに、今は、情報が交錯していて、何が本当かわからない時代です。
時に、病気が蔓延していたり、経済がうまく回っていなかったりしますから、憶測や間違った情報も飛び交う毎日。
だけど、何でもスマホひとつあれば調べられる、というのは便利なものです。
とにかく、ひとりであれこれ悩んでいるよりは、まずはネットで調べてみましょう。
まず目に入ってくるのが、中小の消費者金融のサイトです。
いわゆる街金と呼ばれる金融業者ですが、ほとんどが正規の消費者金融なのですが、中には、人気のある街金の名前をかたったり、似たような名前を付けた悪徳業者も見かけます。
ホームページ自体はしっかりとしたものが多いので、見分けが付かないこともあるのですが、貸金業の後に付く()部分の数字が少なかったり、または無かったりする場合は要注意です。
URLを入れるだけで、きちんと貸金業者登録しているかどうかを確かめるサイトもあるので、チェックしてから見るようにしましょう。
まあ、ちゃんとした消費者金融だったとしても、借金で悩んでいる時にまた借金をするのもどうかとは思いますが・・・
その後に出てくるのが、「借金にお困りの方、ご相談ください」というNPO法人などのサイトです。
ここで気をつけてもらいたいのが、「少額でも、何らかの理由でお金を取ろうとしていないか?」ということ。
以前、「借金返済支援net」(名前は違うかもしれません)というサイトがあったのですが、今は閉鎖されています。
借金返済に悩んでいる人に、月々の借金の返済額を減らして、早く借金を完済する方法を教えてくれるサイトでした。
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この時点では、なんの問題も無いように思いますが、「あなたの借金や月々の返済額を半減させるために読む本」ということで、テキストを販売していたのです。
値段は3,000円なので、そこまで高額ではありませんね。
すでに閉鎖されているので、内容はわかりませんが、中身の薄いありきたりのことしか書かれていないのなら、役に立たないですから。
少しでも「役に立った」と感じたなら良いのですが、最初にお金を取る、ということ自体、かなりうさんくさい気がします。
中には、「個人情報を抜き取る」のが目的のサイトもあるので、用心するに越したことはないです。
これが、最初から「借金を減らすための教本」販売サイトなら、まだ信用できるのですが。
労働基準局指定番号を貼っているサイトや金融業者は非常に多いのですが、これらの番号はお金を渡すとすぐに出てくる番号であったり、正しい番号ではない場合もある、ということ。
うーん、そうなると「何が信じられるのか?」と堂々巡りになってしまいます。
ここは、直接相談するのではなく、「何か今の自分に少しでも役に立つ情報は無いか?」と探して、コンテンツだけ参考にさせてもらう、というのが良いかもしれません。
実際に、各自治体で活動されている「借金返済の手助けをしてくれる」NPO法人もあるので、すべてがダメだと言うことでは無いのです。
本当に信頼できると判断できたのなら、相談に乗ってもらうのも良いことだと思います。
ただ、借金を抱えている弱者をターゲットにした悪徳業者や闇金融がはびこりやすい時期なので、いつもよりも油断しないようにしなくてはいけない、というのはありますね。