借金地獄になると、「この借金から逃げたい」という気持ちが強くなります。
だって、身を粉にして働いても、働いても、借金が返せないどころか、利息が付くので、どんどん膨らんで来てしまうからです。
「もう、どこか遠くに行ってしまいたい。」と何度思ったことでしょう。
では、実際に夜逃げをした人の体験談を見てみましょう。
普段から地道に生活している人にとって夜逃げは関係のない話であり、映画の中の風変わりな話のようなものかもしれません。
しかし、今回は実際に夜逃げする人たちの実態について話していきます。
ただし、ここで明言しておきますが、この記事は夜逃げを勧めるわけではありません。
この記事は夜逃げの現実を知る手助けとなるものです。
夜逃げする必要がある理由があるかもしれませんが、借金や家賃の支払いに問題がある場合でもきちんと返すようにしましょう。
なんていうことは、何百回も言われているけど「返せない、払えない」のが現状でしょうが。
夜逃げとは?実際に体験した人のケースから
では、夜逃げとはどういうものか?
夜逃げと言われるのは、借金やその他の事情で大家や貸金業者に口約束せずに、姿を消してしまうこと。
つまり、借金が返せなくなったからといって、自己破産や自殺などを避けたい人が、身分を隠し、遠く離れた場所で住む方法を指します。
夜逃げした後の自宅の状況は?
一般的に、引っ越し費用を払えない経済的に苦しんでいる人ばかりで、貴重品以外は、ほとんど全て捨てて行ってしまうようです。
貴重品を車やスーツケースに詰め込み、夜間に気をつけて、誰もいない目立たない土地に逃げます。
賃貸の場合は、大家が諦めて次の住人を探すのが一般的です。
一方、持ち家の場合は、完済していない住宅ローンの場合や完済しているが空き家になった場合、競売にかけて安値で売られることもあります。
夜逃げ専門の業者がいるのか?
存在します。
ただし、このような業者に頼るよりも、圧倒的に自分たちで夜逃げをする人が多いです。
引っ越しと同様に、費用がかかるためです。
経済的に困窮している人たちは、大手業者ではなく個人経営の小さな引っ越し業者を雇い、夜逃げすることが多いと言われています。
トラックに大きな引っ越しの広告が載っている業者を選んだり、身を隠すために頼んだ知人の軽トラックを使ったりと、方法は様々。
しかし、他人に迷惑をかけるのは、どんな方法をとっても同じです。
賃貸の場合、大家さんはもちろん、荷物の片付けや次の住人を探すのに苦労することになります。
さらに、家賃を滞納された大家さんとしては、すぐに家賃の穴埋めをしなくてはなりません。
どんな事情があっても、自分の責任を持って行動することが必要です。
夜逃げは、自分の利益のために他人の人生を壊すような行為であることを忘れないでください。
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夜逃げした人のその後は?法律的にはどうなるの?
夜逃げは借金や家賃などの負債を、返済しないまま不法に逃げる行為です。
そのため、多くの法的後果を引き起こすことがあります。
以下は一般的な法的後果の例です。
●違反行為としての処罰
夜逃げは刑法上、違反行為にあたります。
そのため、罰金、懲役、保護観察などの刑事罰が科される可能性があります。
●債権回収
夜逃げをした場合、その債務は消滅しません。
後日、貸金業者や借主が、裁判所で訴えを起こし、債権回収を行うこともあります。
●信用情報への記録
夜逃げをすると、信用情報機関に信用情報が登録され、信用情報が悪化することになります。
これにより、ローンやクレジットカードの審査に不利になったり、住宅を借りることが難しくなったりする場合があります。
●不動産融資の拒否
夜逃げが原因で、新しい住居を探す場合に、不動産融資を受けるのが難しくなります。
●集金業者への返済要求
夜逃げ後、貸金業者や借主が、債権回収のために集金業者を雇い、催促を開始することがあります。
集金業者による催促はしつこく、ストレスを引き起こすことがあるでしょう。
以上のように、夜逃げは法的な問題を引き起こす恐れがあります。
債務整理やその他の解決法に比べると、かなりのリスクだということがわかりますよね。
どんなにお金に困っていても、その場から居なくなるという「夜逃げ」という行為は、選択してはいけない、ということです。