楽天カードって、「任意整理に応じない」と言われているのを耳にするのですが、果たして本当でしょうか?
私が調べたところでは、「楽天カードで任意整理をした」という経験談も多数ありました。
ある方の経験談をご紹介しますね。
“私は以前、楽天カードでショッピングや旅行などを楽しんでいましたが、気づいたら借金が100万円を超えていました。
毎月の返済が苦しくなり、利息もどんどん増えて行ったのです。
私はどうしようもなくなって、友人に相談したら、任意整理という方法を教えてくれました。
任意整理とは、債務者と債権者が話し合って返済額や期間を減らすことなのですが、友人は自分も任意整理をしたことがあると言って、弁護士事務所まで紹介してくれたのでした。
私は勇気を出して、その弁護士事務所に連絡しました。
そこで担当してくれた弁護士さんはとても親切で、私の状況を聞いてくれました。
最初に、弁護士さんは私に任意整理のメリットとデメリットを説明してくれたので、わかりやすかったです。
○メリット
●返済額や期間が減ること
●利息がストップすること
●裁判所に行かなくても済むこと
○デメリット
●任意整理中は新たな借金ができない
●信用情報に記録される
●楽天カードなどのクレジットカードが使えなくなる
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私はメリットのほうが大きいと判断し、任意整理をすることに決めました。
すぐに弁護士さんは私の代わりに楽天カードの会社に連絡して交渉してくれ、結果的に、私の借金は50万円にまで減ったのです。
そして、毎月1万円ずつ5年間で返済することになりました。
私はこの条件に感謝して、弁護士さんにお礼を言いました。
弁護士さんは私に「これからは無理な借金をしないように」と忠告してくれたので、これからは貯金もできるように頑張ろうと心に決めたのです。
任意整理をしてからは、生活が楽になり、毎月の返済も無理なくできるようになりました。
楽天カードやクレジットカードが使えなくなったのは少し不便ですが、現金で支払うようになって、お金の管理もできるようになりったと思います。
これからも借金をしないように気をつけていきたいと思います。
みなさんも借金に悩んでいるなら、任意整理を検討してみてください。弁護士さんに相談するだけでも気持ちが楽になりますよ。”
ということ。
この方は、問題なく楽天カードを任意整理できて、毎月の支払いも順調みたいですね。
では、どういった時に、任意整理を断られることがあるのでしょうか?
司法書士の方のサイトに、次のような記事を見つけたので、ご紹介しますね。
“場合によっては、任意整理に積極的な金融業者であっても、任意整理の交渉に応じないことがあります。
それは、以下に当てはまるケースです。
○取引期間が短い
借り入れ期間が極端に短い。
例えば、今月借りてまだ一度も返済してないとか、1回だけしか返してない場合は、「最初から債務整理をするつもりで借りたのではないか?(ショッピング枠の場合は、支払いを踏み倒して商品だけ手に入れるつもり?)と疑われても仕方がありません。
任意整理は、長期間債務管理をしなければならないため、自己破産や個人再生より断られるケースが多いのもうなづけます。
任意整理に応じてもらえても、遅延損害金のカットに応じてもらえないか、返済期間を最長でも3年と期限を切られるケースも多く見受けられます。
○金融業者が顧客の担保を預かっている
顧客にとっては「購入した商品」でも、金融業者にとっては、ローンを組んで残金が残っている場合、支払いが終わるまでは、金融業者が担保として預かっている形になるのです。
だから、住宅ローンの支払いが残っている家やオートローンで購入した車、リボ払いで買った高額商品など、残金が残っていれば、金融業者に取り上げられても文句は言えませんよね。
不動産や車などを処分した後に残った債務に関しては、分割払いに応じてくれる可能性はあります。
また、任意整理が2回目以降の場合では、返済期間などの和解条件が、前回よりも厳しくなる傾向にあります。
ということで、金融業者にとって損失を伴う可能性が高い場合は、任意整理に応じてくれないことも考えられますが、通常の手続きで進行した場合、大手金融業者である楽天カードが対応してくれない、というケースは、ほとんど無いのではないでしょうか?
それよりも、せっかく任意整理すると決心したのなら、まずは法律事務所に相談に行くことを優先させるべきです。