独身と既婚者ではクレジットカードの審査に受かりやすいのはどっち?

クレジットカード・ローンの審査

独身と既婚者、どちらがクレジットカードの審査に有利なの?

年末年始は、芸能人の方たちの結婚報告に驚きましたね。

だけど、事件や事故、災害など、悪いニュースが続く中、おめでたいニュースは嬉しいこと。

まあ、一般庶民にしてみれば、結婚は喜ばしいことですが、何かと手続きの煩雑さに投げ出したくなるのも事実ですよね。

女性は特に、クレジットカードやスマホなど、名字が変われば契約変更しなければならないことも。

それでふと気になったのが「独身と既婚者、どちらがクレジットカードの審査に有利なの?」ということです。

おめでたい話題とは全く関係ないことで申し訳ないのですが、調べてみました。

独身と既婚者ではどちらがクレジットカード審査に有利?

「クレジットカードの申請書には、現在結婚している=配偶者がいますか?いないか?現在結婚しているかどうかを問う項目があります。

これは、現在結婚している(既婚)か、結婚していない(独身)かを調べる項目ですが、この項目があるということは、結婚しているか独身かが審査結果に何らかの影響を与える可能性があるということです。

既婚者にも独身者にも、それぞれ信販会社にとってのメリット・デメリットがありますので、既婚者・独身者ともに審査に何らかの影響を与えることは理解できます。

まず、既婚者は家庭を持っていますから、日々の生活費は独身者よりも多くかかります。

一方、独身者は独身ですから、既婚者に比べて光熱費などの日々の生活費を大幅に節約できるでしょう。

では、クレジットカードの審査ではどのような観点から見られるのでしょうか?

独身者と既婚者の違いは以下の通りです。

独身と既婚の違いを理解していない人もいると思います。

誰もが独身生活を経験しているので、独身者と既婚者の違いはわかるかもしれませんが、既婚者でなければわからない部分もあります。

そこで、ここからは独身者と既婚者の違い(特徴)を説明します。

独身 独身の場合の必要経費は、食費と光熱費、賃貸物件に住んでいる場合は家賃、持ち家に住んでいる場合は住宅ローンです。

しかし、家賃や住宅ローンはともかく、食費や光熱費は、独身者は一人なので、家族が複数いる既婚者よりも比較的安く、自由に使えるお金が多い可能性があります。

また、独身なので、お金があれば簡単に引っ越すこともできるでしょう。

既婚者の場合は、配偶者がいるので、家族が複数いることになり、家賃や住宅ローンは独身者とあまり変わらないかもしれませんが、生活費(光熱費、食費など)は独身者よりも確実に増えます。

さらに、配偶者に加えて子供がいる場合は、子供の養育費も必要になるため、生活費はさらに増えていきます。

また、既婚者は複数の家族を抱えているため、独身者に比べて簡単に引っ越すことができません。

先ほども少し触れましたが、独身者と既婚者の特徴を見てみると、独身者は生活費が少ない=お金を自由に使える可能性が高いので、クレジットカードの審査では既婚者よりも有利になりそうですよね。

確かに、自由に使えるお金が多いと、クレジットカードの支払いを延滞せずに済ませることができるので、審査で有利になるかもしれませんが、既婚者の方がクレジットカードの審査で有利になる傾向があります。

というのも、クレジットカードの審査では、お客さまに何かあったとき(支払い延滞が発生したとき)に、すぐに連絡が取れることが必要だからです。

この延滞を長引かせることなく、早急に回収する必要があるからです(不良債権化)。

そうなると、転居の可能性もクレジットカード審査の重要な要素になります。

この点、結婚していると家族が何人もいるため簡単に転居することは難しく、居場所をすぐに把握することが可能です。

クレジットカード会社にとっては、顧客に何かあったときのために、居場所を常に把握しておくことが重要なのです。

一方、独身者の場合は、一人だからこそ簡単に別の場所に移動することができます。

つまり、顧客が独身であれば、簡単に引っ越すことができるので、クレジットカードの請求書を延滞したまま引っ越すと、回収が難しくなるということ。

ですから、クレジットカードの審査では、緊急時に確実に連絡が取れる既婚者が好まれます。

とは言え、申込者の属性だけでなく、信用情報の内容も考慮されますので、たとえ既婚者であっても、勤続年数が短い、年収が低い、信用情報に延滞記録があるなど、他の信用情報に問題がある場合は、審査に通らない可能性が高くなります。

これは、審査で優遇される可能性が高いと言われる公務員でも同じです。

また、いくら職場(勤務形態)が良くても、その他の属性や信用状態が悪ければ、審査に通らない可能性が高いと言えます。

独身でアルバイトをしているからといって審査に通らないわけではないし、結婚していて上場企業で数年働いているからといって絶対に審査に通るとは言えません。

独身でアルバイトをしている人が審査に通り、既婚者で上場企業に勤めている人が審査に通らないということは大いにあり得るのですから。

そう、クレジットカードの審査はその人のトータルな属性で決まるのです。

それから、意外なところでは、キャンペーン中のクレジットカード審査では、その時に集めたい属性(若い独身男性とか主婦など)が優遇されることもあり、本当に蓋を開けてみなければわからないところも。

ただ、ほぼすべての属性が同じ既婚者と独身の人が居た場合、既婚者の方が審査で有利になる可能性は高いでしょう。