債務整理をしてブラックになったら、「もうお金を借りる事はできなくなる」ということはよくわかっているのです。
だけど、ブラックになってもどうしてもお金が必要になることがあるんですよ。
私も多重債務におちいっていた時、借金は返せないし公共料金も支払えず、ただただその日1日をどうして暮らすか?しか考えていませんでした。
当然お金は借りられませんから、仕事が無い時にはアルバイトに精を出していました。
ただ、アルバイトの口も無い時の方が多かったですからね。
そんな時、運悪くインフルエンザにかかってしまったのです。
もともと気管支に持病を抱えていた上に、日頃ろくな物を食べていないからか、症状は重く、体は動くはずはありません。
それでも、小さな子どもが居ましたから、具合が悪いのを隠して働いていたら? とうとう倒れてしまったのです。
近所の方が救急車を呼んでくれて、そのまま病院へ行き、事なきを得たのですが、「入院しましょう」というお医者さんの言葉に動揺しました。
「入院費が払えない」と。
でも、そんなことは言えませんから、とりあえずひと晩だけということで入院しました。
高熱の中でも入院費のことばかり考えていましたね。
と同時にお金が無い惨めさも噛み締めていました。
肺炎も併発していて、本当に動けない状態だったのですが、お医者さんには「もうすっかり良くなりました」なんてアピールし、すぐにでも退院できるようにしていたのですが・・・
お医者さんを騙せるはずもなく、「無理している」ということはバレていたのでしょう。
もしかしたら、お金に困っているということまでバレていたかもしれません。
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結局3日間の入院になってしまいました。
入院費は5万円。
もともとお金が無いところに持ってきて、この5万円の出費は痛かったです。
当然支払えないですから、「ブラックでも貸してくれるところ」なんて、性懲りもなくまた検索したり。
この時は、結局、夫の上司からお金を借りるということで何とか乗り切ったのですが・・・
こういった場合、生活福祉資金の緊急小口資金貸付に頼るという方法もあるのですが、その時は考えが及ばなかったです。
病院などでも相談はできるようですが、なかなか「支払えない」とは言いがたいと思います。
ブラックの人でも、「どうしてもお金を借りなければならない時」というのはあると思うのですが、そんな場合のセーフティネットのようなものは、あまり見当たらないですね。
「自分の蒔いた種は自分でなんとかしなさい」ということなのでしょう。
追記:病気になってもお金が無くて病院にも行けない時には、「無料低額診療事業」を行っている病院に行くという選択肢もあります。
お金が無いのに病気になったら?無料低額診療事業(むていしん)で救われる方法
低所得でお医者さんにかかれない人のために、医療機関が無料または低額料金で、診療を行っている事業なのです。
「具合が悪くなってもお金が無いから病院にも行けない」と諦める前に、こういった医療施設をあたってみてはいかがでしょうか?